【映画】のぼうの城&北のカナリアたち | + つれづれ in タイ・バンコク +

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つれづれなるままに。

2014年04月からタイ・バンコクに移住しています。
しごとは現地採用、1人暮らしです。
遊園地でも旅行でも1人でどこでも行けちゃう派。
でもインドア。手広くちょっぴりオタクです。

休日は、深夜に自転車を走らせて、2夜連続でレイトショーに行ってきました。

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土曜日の夜は、「のぼうの城」

photo:01


野村萬斎主演!
問答無用で行きました。
萬斎好きなんです萬斎。

水攻めのシーンが津波を連想するからという理由で公開が1年延びたのですが、なるほど、確かに水攻めのシーンは結構えげつない…

それにしても、萬斎改め「のぼう」の何とまあ可愛ゆらしきこと。
「のぼう」とは、「でくのぼう」の略で、そうやってみんなに「バカだなあ!」って言われながらも愛されているキャラというのが大変に好きなので、もう本当可愛ゆくて。゚(。ノωヽ。)゚。
みんなにメッ!ってされながらも結局甘やかされちゃうとか…ツボすぎる。
のぼうのちょっとトボけた間の取り方や発声の仕方が、萬斎による狂言の太郎冠者でもお馴染みのカンジだったので、安心して観れる間合いというか、心地よいというか。

のぼうだけじゃなくて、周りを囲むキャラクターたちもすごく好き。
俳優人の豪華さも売りの1つの映画ですが、それだけの見応えが十分な役どころで、見ているだけで楽しそうな雰囲気が伝わってきました。
のぼうと丹波守どののやり取りがまたステキ。+゚(*ノ∀`*)。+゚

そうした人間関係を軸としたヒューマンドラマとしても楽しめたし、ツッコミどころがないと言えばウソにはなるけど、時代劇ものとしても面白かったー!
「雑賀衆」という単語だけでうっかりテンションがダダあがりだったのよ。+゚(´(・)`).:。+゚

衣擦れの音や戸を開閉する音、床を踏みしめる音も、すごく好きだったー!
強いて言うなら、セリフが少し聞き取りづらかったトコロかしら…(*。_。)

ふう…可愛ゆかったな…

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日曜日は、「北のカナリアたち」をば。

photo:02


東映60周年記念の映画だとかで、結構前から、劇場予告やTVでの宣伝が流れていて、何となく気になっていました。

こちらも俳優人の豪華さが目玉の1つ。
元教師を演じる主演の吉永小百合さんはすごくキレイで、品のあるカンジがステキだし、教え子を演じる恐らく私と同世代の方たちは、同じ年頃が演じているとは思えないくらい役に重みがあって。
いやしかし、宮崎あおい可愛いな…(。ノωノ)

話の内容は決して難しいものではなく、わりと理解できているつもり。
ラストの方のシーンでは、気づけば涙がこぼれてしまう程のめりこんでしまっていたし、それぞれのキャラクター自体も身近に感じられるような思考パターンと行動だったようにも思います。
ただ、何だろう、感情というか思考というか、そういうのがなかなか追いつかなくて、すごく背伸びをして観ていたような感覚もありました。
それだけ、実際に起きないとは言い切れないような身近な機微の積み重なりによる「事件」たちだという説得力の強さがあって、だからこそフィクションとして、娯楽として気楽に観れなかったというか。
そしてそれを自分が受け止められるだけの経験というか器がなかったというか。
うーん、真剣に「あのときこうしていれば…」というのを考えちゃうカンジなのかなあ…
もう少し、自分が歳を重ねたときに見れたらまた違うのかなあ。
たぶん自分は大人になった生徒たちと歳も近いせいもあってその視点で観るコトが多かったけれど、逆に先生視点で観れたら、別の楽しみ方もあった気がします。

それにしても、子供たちの何と歌の上手いコト!
心が洗われるような、そんな美しい歌声でした。
一部の合唱曲は、小学生のときに習った曲だったりもして、懐かしい気持ちにもなったり。
子供たちがいっしょに歌っているシーンはすごく微笑ましくて、安心して見守れるカンジ。
あの歌声、もっとたくさん聞いていたかったなあ(*´ω`*)

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何とも文化的な文化の日にござりました゚.+:。ヾ(o・ω・)ノ゚.+:。