片想い

いつからだったかな、あなたを心から愛おしいと思えるようになったのは。

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 片想い

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はじめてあなたと出会ったとき、私はどうしてもあなたのコトを好きにはなれなかった。

あなたのようなタイプは初めてで、ただひたすらに恐くって。

それでも、あなたはいつも私に近づいてきてくれたっけ。

２人っきりの部屋で、私からあなたにそっと触れてみたら、あなたはとても喜んでくれたよね。

あまりにも全身で喜びを表現するものだから、私も思わず顔がほころんでしまった。

そのときから、私はもうあなたに恐怖を抱かなくなったんだ。

あれから、どれだけの月日が経っただろう。

いつの間にかあなたも立派な男性となり、私も大人になりました。

あなたは人の感情にとても敏感で、例えば私が泣いているとき、何も言わずに隣でそっと寄り添ってくれる。

それから、どこまでも透き通るように心が純粋で。

何度騙されても、裏切られても、相手を疑うコトなく、ただひたすらに信じ続ける。

そうしたあなたの存在が、いつだって私を支えてくれていました。

そんなあなただからこそ、私はあなたを愛しているのです。

いっしょに散歩をしながら、あなたが見上げる空を見ているだけで、まるであなたと世界を共有できているようで、それが私には嬉しくてたまりません。

何もなくとも、２人で日向ぼっこをしている時間そのものが、大切で、愛おしくてたまりません。

だけれども、これが私の片想いだというコトを、私は知っているのです。

あなたは若い女の子が大好きで、私と歩いていたってお構いなしに、他の子に惜しみなく愛想を振りまいてばかり。

そして何より、あなたには心から慕う女性が他にいるんですよね。

彼女はとても頼りがいのある人で、まるで本当の母親のような優しさであなたに接します。

幼い頃に本当の母親と離れ離れになってしまったあなたが、そうした愛情を心から欲しているだろうコトは、私も理解しているつもりです。

でも。

その存在が、私であってはダメですか？

あなたが淋しいときに、温もりを求めているときに、隣にいるのが私ではダメですか？

彼女に寄りかかるあなたの姿を見るたびに、私はいつも何とも言えない気持ちになってしまうのです。

あなたの１番は私ではなく、彼女。

その事実は、この先ずっと変わるコトはないのでしょう。

だから、私はあなたが幸せでいてくれるコトを、ただ祈りつづけます。

そして、あなたが私を必要としてくれるときには、いつだってあなたの助けになります。

この愛が、届かなくたって構わない。

ありのままのあなたを、私は受け入れます。

それが、私のあなたへの精一杯の愛情表現なのです。

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「かーちゃーん、オレ、かーちゃんのコトが１番好きだよー」

あなたは温もりを求めて、すぐに添い寝をしたがりますよね。

この姿を見るたびに、本当に何とも言えない気持ちになります。

…コイツ、自分を犬だと思ってないんだろうなァ…

散歩中での雌ワンコへのアタックは、恥ずかしいから止めて欲しい。

いかにも「オレ、モテません！」みたいな必死さが哀れすぎる。

あと、女子高生好きも変態くさくてイヤだ…

「嫁さん募集中なんだゼ！…出来れば大人しいコでお願い…」

年明け早々、我ながらイタすぎる更新ですね。犬バカですみませぬ。悪ノリ悪ノリ。てへ。

クロわんこへの愛は、弟や妹に対するものと大して変わらない気がします。

もちろん恋愛感情はゼロ。…当たり前だ(笑)

クロは、甘ったれの末っ子らしく育ちました。

実際にこんな殿方がいたら、正直ＮＧかもしれない…

頼むから、もっとしっかりしてー