鳴門の渦潮の魅力


鳴門の渦潮は瀬戸内海と紀伊水道の


干満差により


激しい潮流が発生することによってできる


自然現象です。




春と秋の大潮時に最大となり


直径20〜30mにも達する渦潮の大きさは


世界一と言われています。


1日のうちで潮流が最速となる時間帯に


最も迫力のある渦潮が発生し


潮の流れない時間帯には


渦潮を見ることは出来ません。







 鳴門の渦潮が発生するのはなぜ?


鳴門海峡に渦潮が発生する要因のひとつに


海水の流れがあります。


潮の満ち引きは月や太陽の引力によって


海水面の上下動が周期的に起こる現象です。


(地球は自転しているために


1日に満ち潮と引き潮が交互に2回ずつ


約6時間周期に起こります。)




 鳴門海峡の潮流の早さと独特の地形







鳴門海峡の幅が約1.3kmと


急に狭くなっていることと重なり


高い方から低い方へと


海水が一気に流れ込み潮流が早くなります。



また大鳴門橋の真下はV字型に深く落ち込み


最深部は90mにも達します。





潮流は抵抗が少ない深部では早く流れ


抵抗が多い浅瀬では緩やかに流れます。


早い潮流と遅い潮流がぶつかることにより


渦が発生します。



鳴門海峡独特の海底の地形と


潮の干満による潮流により


「渦潮」は発生すると言えます。





月の引力によって


海水面に大きな高まりができ


それは月の動きを追いかけるように


東から西へ向かって移動します。


その満潮の波は紀伊水道やにも入り


北へ進みます。



紀伊水道に入った潮波は淡路島の南側で


鳴門海峡方向と大阪湾方向の


2方向へと分かれて進んでいきます。




その波はさらに大阪湾から明石海峡を抜けて


播磨灘に入り 5〜6時間かけて


淡路島を一周して鳴門海峡に達します。


その時豊後水道を経てきた満潮の波と


合流します。





この5〜6時間が経過する間に


紀伊水道側は満潮の波となり


太平洋から伝播してきた


潮流の最高点が通過し


逆に最下部が到達しています。


すなわち水位は下がり


干潮をむかえているわけです。



鳴門海峡を挟んだ播磨灘紀伊水道との間で


海水面に水位差(最大約1.5m)が生じ


海面の高い満潮側から低い干潮側へ


激しい勢いで海水が流れ込み


中央部を流れる速い流れと


その両側の遅い流れとの速度差で


渦が発生するのです。








画像はお借りしました。





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