我慢してた。(A子さんの場合)

遊びたい年頃。
友達たちが自由に遊んでるなか、
親の代わりに幼い妹と2人留守番してた。
何度も友達に遊びをキャンセルしなければならなかった。

そのうち誘われなくなる事も増えたりして
さみしかった、その反面。いつも何の制限もなく
自由に家を飛び出して遊んでる友達が羨ましかった。
聞けば親の手伝いなんてした事ないって、
羨ましかった。

そうして我慢と羨ましさが鬱積していくと
ある感情が生まれてくる。

「私はこんなに我慢してるのに」

我慢してた。(B子さんの場合)

彼との同棲。嬉しかった。
「仕事が忙しい」彼だから、仕方ないよね。
私も仕事をしてるけど、気付けば家事も料理も
全部私がやっていた。家に帰ってきた彼はゲームばかり。
「疲れてるから」仕方ないよね。私が頑張らなきゃ。

そうして我慢と不満が鬱積していくと
ある感情が生まれてくる。

「私はこんなに頑張ってるのに」

辛い時は休んでいい。
辛い時は頼っていい。
辛い時は辞めていい。
辛い時は止まったっていい。

身体や心が発しているSOSを受け取って
休む。頼る。辞める。止まる。

自分の発してる気持ちを正直に受け止めてあげる。
そうして自分に優しくしてあげる。

もう自分を追い詰めなくていい。

どんなに頑張ってもストレスにしかならない我慢なら、
そこから自分を解放してあげよう。

休みたいと心が発しているのに気付いたら休ませてあげる。
自分一人で頑張るのがしんどくなってきたら誰かに頼ってみる。
自分に優しくしてあげる。

できればしんどくなってしまう前に、休む・頼る。
しんどくなってしまったら、辞める・止まる事を許可してあげる。

少しずつ自分に無理させる事を一つずつ減らしていく。

そうすれば生きる世界が変わっていく。

生きやすくなり、心にゆとりも生まれ、その時はじめて

「私はこんなに我慢してるのに」
「私はこんなに頑張ってるのに」


この感情が浄化されて、自分に優しくできる。人にも
もっと優しくできる。

頑張る事も大切だけど、頑張らない事も同じくらい大切。

自分に優しく💐