20代の頃、私の日常はハローワークの重いドアを開けることから始まっていた。

たまに面接まで漕ぎ着けても、届くのは不採用の通知。 そのたびに、ダメ人間の烙印を押された気分。

派遣社員やバイトで繋ぐ不安定な日々。これから先の事なんて何も浮かばない。

気付けば私は、引きこもるようになっていた。
自分の時間だけ止まったみたい。皆が当たり前に出来る事ができない、不甲斐なさと罪悪感でどうにかなりそうだった。


人生からはじかれてしまった。


仕事ってなんだろう…。夢らしい夢も目標もなかった。たまに会う、自分の目指すものに向かって
頑張る友人が眩し過ぎて直視できなかった。劣等感のかたまり。自分はここに存在してはいけないと何度も思った。
心底自分が大嫌いだった。

 けどあれからも私は生きている。

思い描いていた未来とは全く違ってて詰んだ私。だけど今はそれでよかったと思う事が沢山ある。
その絶望ルートじゃないと出会えなかったかもしれない価値観や考え方と出会えた事。
だからこそ引きこもりだった頃の自分を、ようやく「責めない」ことができるようになった。

 

もし今、あの頃の私と同じように「人生が詰んだ」と部屋で震えている人がいたら、これだけは伝えたい。

あなたの人生の時間は止まっているんじゃない。 周りに置いていかれているわけでもない。

やりたいことが今すぐ見つからなくたって、普通のレールに戻れなくたって、大丈夫。「普通」でなくてもいい。
完璧じゃなくてもいい。今はただ、「今日を生き延びること」だけを目標にしていい。
少しずつ外に出られるようになった日、誰かと5分だけ話せた日、好きなものを一つ食べられた日——
そういう小さな積み重ねが、いつかあなただけの「土台」になる。詰んだはずの人生のその先で、
あなたの経験値となって支えてくれる日が来る。決して無駄じゃないよ。


歯がゆい事も上手くいかない事も全部、自分の栄養にしていこう。