地震編、その4です。



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旦那ちゃまが帰ってきたのは12日のAM11時頃でした。



「怪我は無い?大丈夫だった?
てっきり避難所にいってるかと思ってたよ~。」

と興奮気味に話しかけてきます。


その格好は、よく社会科見学に行くと、
食品工場の方が着てらっしゃる
白の作業服?の上下に白い長靴にマスク、
手にはゴミ袋・・・。


昨日、出勤していった時には、
スーツ、ワイシャツ、ネクタイに革靴に
ビジネスバックだったので、

変な格好したオッサンと間違えても仕方ない


ぽんず、ビックリしちゃった~(´∀`*)www


とりあえず着替えて、手や顔を洗って一息ついたところで、
旦那ちゃまはこう言いました。
















「あ、車、津波に流されちゃった」















やっぱりか~。・゚・(*ノД`*)・゚・。


車で帰ってこなかったから、そうだと思った。

じゃあどうやってここまで帰ってきたの??


「ヒッチハイクと徒歩で。」


ヒッチハイク!!Σ(-∀-;)オォ!タイヘンダッタネ




以下は旦那ちゃまから聞いた話です。



11日、午後2時46分、地震がきた直後、
会社ではロッカーや棚が次々と倒れてきて、
旦那ちゃまはそれをさけながら、同僚と共に、
一旦は会社の外に逃げました。

皆で社員さんとパートさん、全300人の点呼をとり、
全員無事を確認した所で、

「津波が来るから逃げろ!」との情報。

海岸沿いで近くに高台などない為、
会社の屋上に全員避難したそうです。


屋上に全員が着いてまもなく、
高くそびえる防波堤を乗り越えて
今まで見たことのない高い波がどんどんと押し寄せてきて、
林や家屋、乗用車やトラック、あたり一面の
全てを飲み込みながらこちらにやってきます。

旦那ちゃまは、以前みた事のある、
NYが津波に襲われる映画と全く同じ事が
今目の前で起こっていることに呆然としたそうです。

あっという間に津波が到達、会社の一階部分は水没し、
湖の中の島の様な状態になりました。

余震が繰りかえしあるので、屋内に入る事も出来ず、
また、一階の水没で逃げることも出来ませんでした。

雪が降り強風がふきつける屋上で、ただ耐えるしか無く、
女性陣はあまりの事の大きさに泣き崩れていたそうです。

余震がおさまった3時間後にようやく屋内に入るも
停電で部屋は真っ暗で、水道、ガス、全てが止まっていました。
その中で響き渡る緊急を告げる「警報音」だけが止まらず、
より不安を煽っていました。

電話も呼び出し音さえならない状況で、
ぽんずやきんちゃんが
「倒れてきた家具で怪我でもしてないか」と
かなり心配したとの事。

夜になると、窓の外に幾つもの煙が見えたそうです。
近くの建物で火災が発生していて消防車のサイレンが
なりつづける中、無理矢理目をつぶるしかありませんでした。


朝5時になり日が昇ると、ようやく周りが見えるようになりました。
水はようやく外に出て歩ける程度に引いていました。
会社からは「自己責任で帰りたければ帰ってよい」と言われ、
(↑帰宅途中で何かあっても責任とらないよの意)
旦那ちゃまは職場をあとにしました。

帰り道、周りにはひっくり返った車や、倒れた電柱、
陥没した道路、湖になってしまった畑やガレキの山などを
たくさんみてきたそうです。

この時、旦那ちゃまは
この状況では、ぽんずはきんちゃんを連れて
避難所に避難しているだろう・・・。
でもどこにいるかは分からないので、
まずお家の被害状況を確認してから、
避難所を片っ端から確認していこうと
おもったそうです。

ヒッチハイクをして自宅近くに降ろしてもらった時、
いつもと殆ど変わらない町並みに
とても驚いたそうです。

さらに家が見えてくると、
避難所に避難していると思っていたぽんずが
窓辺できんちゃんを抱っこして
ぼ~っと日向ぼっこをしているΣ(゚Д゚|||)マヂデ??!!

津波があった地域とのギャップに、
一瞬、幽霊かなにかと思ったとかw

急な転勤で借りたお家が、
4年前にできた新しい住宅地にあった為、
地震対策バッチリのお家ばかりだったみたいで、
被害が少なくてようです。


つづく

ペタしてね







地震編 その3です。



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一旦、泣き出すと、涙がどんどん出てきて、




















深夜に号泣・・・!!




旦那ちゃまが帰ってこない・・・。

怪我でもしてたら・・・、もっと酷い事になってたら・・・。

どうしよう・・・どうしよう・・・どうしよう・・・。

悪い考えが頭を支配して、涙が止まりませんでした。












しかしそこで、ふと気がつきました。











部屋中に充満する、むせかえるほどの






















甘~いストロベリィの香りイチゴイチゴイチゴ















この時、灯り代わりに、

余震があっても倒れづらそうな

IKEAで買ったアロマキャンドルを

使っていたのですが、








このシリアスな状況に
合わないにも程があるわ(´Д`;)w






そこでちょっとだけ、「ふっ」と笑う事が出来ました。

そしたら気持ちが軽くなって、少し冷静な考えが。




そうだ。

私ときんちゃんだって、旦那ちゃまにも親兄弟にも

連絡が取れていないけど、ちゃんとこうして元気でいるもの。

旦那ちゃまだって連絡が取れないだけで、きっと無事なはず。

会社の人と一緒に避難所に避難してて、

帰ってこれないだけだよ!



さっきまで泣いていたのに、
なんだか自然とそう思えました。


アロマの癒し効果・・・グッジョブグッド!ビックリ(ちょっと違うか苦笑






さらに、きんちゃんも



絶賛通常営業中Σ(-∀-;)





被災してようが何だろうが、


ウワァァ━。゚(゚´Д`゚)゚。━ン!! <訳:「オムツかえて~!」

ウワァァ━。゚(゚´Д`゚)゚。━ン!! <訳:「お腹すいた~!」


ウワァァ━。゚(゚´Д`゚)゚。━ン!! <訳:「抱っこして~!」



等々・・・

ばっちりいつも通り暴れてくれるので、

その後は落ち込む暇もなかった(´∀`;)ゞ


でも、きっときんちゃんが居なかったら、
また暗くなっちゃってただろうから、
きんちゃんがいてくれて本当に良かったです。


その後、朝5時半頃に朝陽が昇って辺りが明るくなり、
暗さからは開放されてホッと一安心。

暗い中、赤ちゃんを抱っこするのは
何かにつまづいたり、転びそうになったり
本当に危険だったので・・・。

さらにカーテンを開けて日光を取り入れることで、
少しずつ部屋の中が温かくなってきました。

普段は「お肌に悪いから」と日光から逃げていましたが、
停電で暖房がつかえないので、ぽかぽかお日様が
本当に本当にありがたい存在!!!

で、もっと温かくなるように~と、
日光の当たる窓辺できんちゃんを抱っこして
ひなたぼっこをしていたら、


急に「ゴンゴン!」とガラスを叩く音が!!!



ビックリして顔を上げるとそこには・・・


変な格好したオッサン 


旦那ちゃまがΣ(-∀-;)




えええ?車の音なんてしなかったのに??!!

驚く私を尻目に、旦那ちゃまは玄関にまわってドアを開け、


「おー!良かった!二人とも無事だった!」


と大声で言いながら

きんちゃんと私をぎゅ~っと抱きしめました。

私も旦那ちゃまも、目に涙が浮かんでいました。


つづく

ペタしてね

地震当日、その2です。


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その日、深夜になっても、
旦那ちゃまは帰ってきませんでした。


停電の中、ロウソクの明かりでは何も出来ず、
早めにきんちゃんを寝かしつけ、
私も一緒に横になっていましたが、
全く寝付けずにいました。


停電で家の灯りどころか街灯さえもついていないので、
外は真っ暗で、音もほとんど聞こえず、
不気味なほどシーンと静まりかえっています。


なので、余震が来るたびにゴゴゴゴゴという
地鳴りの音がやけにハッキリと聞こえました。
遠くから地鳴りが段々と近づいてくるので、
揺れる前から「もうすぐ揺れがくる」と分かるのです。


寝付きそうになっても、頻繁に余震が来て、
その度に、きんちゃんを引き寄せて、
揺れが収まるのを待つ・・・それの繰りかえしでした。


そんな中でも時折、車の走る音が聞こえ、
そのたびに、

「もしかしたら旦那ちゃまかも・・・」と


布団から起きて外を確認していましたが、
我が家の前に車が止まる事はなく、
その度に落胆し、ますます不安になっていきました。


ちょうど前の日に、「きんちゃんの学資保険」について、
保険相談をしにいっていたのですが、

営業の方が

「ご主人に何かあった場合・・・」というフレーズを

何度も使われていて、
まぁ、保険ってそういうものだからなぁと思ったのですが、

それが今となっては










死亡フラグとしか思えない。・゚・(*ノД`*)・゚・。







そう思う度に、
「いやいや、落ち着け。きっと無事だよ。」と
思い直していました。





でも午前2時に、家のすぐそばにタクシーが停まった時、


「今度こそ、旦那ちゃまだ!帰って来てくれたんだ!」


と嬉しく思ったのですが、

降りた人影が、お隣の家へ入っていったのを見て、



思わず声を上げて泣いていました。



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