我が家のハムスター | ぽんやり育児(2016年4月生まれの女の子)

ぽんやり育児(2016年4月生まれの女の子)

2016年に女の子出産、結婚11年目です。
主にひとり娘のこと、たまに夫の愚痴が入ります。

うちの可愛いハムちゃんが先日お空に行ってしまいました。



以下、記録も兼ねて少し具体的に書いています。


ゴールデンハムスターのキンクマという種類で寿命は2〜3年。8月で2歳になるので早くても今年の秋くらいかなと思っていました。


春先から毛並みが悪くなった気がしたのと、餌の量は変わらないのに体重が増えて行くので病院に行ったら、子宮の蓄膿があると言われ抗生剤を飲ませていました。

とはいえ、まだまだ回し車も走るし、良く食べ良く出し、元気になって来たなぁと思っていたのですが、ひと月前から寝ている時間が長くなり、1週間前から食べる量が減り、水を飲まなくなり、おしっこが減り。


ゼリーや水分の多い野菜に変えてみたり、好きなカボチャやりんごやヒマタネを混ぜてみたり、ペレットを柔らかくしてみたり、食べられるものを少しづつ食べていました。


病院の先生もとても良くしてくれて、体力奪われるから診察に行けないからと、電話で何度も色々とアドバイスしてくれました。


おしっこはトイレに移動できないようだったので運んであげると、3日前までは少しだけどしていました。


でも、おしっこが出なくなって3日目、家族全員に見守られながらの旅立ちでした。


1週間で急に悪くなっていった印象でしたが、娘にはその頃から覚悟ができるように話していました。


寝てばかりだけど、娘の声は聞こえているから、声をかけてあげよう、って話をして、大好きだよ、ありがとうって毎日泣きながら伝えていました。

しばらく泣くとケロッと遊んだり、学校に行ったりして、学校で思い出してウルウルしちゃったり、ハムに会いたくてダッシュで帰宅したりしていました。


夕方リンゴのすりおろしたジュースを飲ませてた時に数秒息が止まって、また頑張って息をし始めたけど、本当にいよいよな感じでした。

獣医さんから口の側に持って行って口を開けるようなら、食べたいものをあげていいと言われていたけど、ジュースなんかあげちゃったから誤嚥したんじゃないかって後悔したり。


夜中に誰もいない時に1人っきりでというのはかわいそうなので、家族でリビングで寝ようかと話していました。


22:00前、娘がカボチャとリンゴジュースを混ぜたペーストを指であげると、パクッと食べて、食べられたねって喜んでいました。

10分くらい経って、そろそろ寝ようかって話をしていたら、昨日から全然動けなかったのに、急に巣箱代わりにしていたティッシュの箱から這い出して来て、歩けないから匍匐前進みたいにして、巣箱の真ん中まで少しづつ移動して来ました。


トイレに行きたいのかな、どうしたのかなって家族で見守っていて、でも顎で呼吸をしていて、あぁこれはもうそういう時なんだなと。

娘に、ハムちゃんこれからお空に行くよって出てきてくれたんだと思うよって声をかけて、娘が泣きながらハムの体に優しく手をのせてあげて、そのままゆっくり息を引き取りました。


本当に寝ているみたいに、優しい顔でかわいいかわいい顔でした。


ハムスターの最期の瞬間を家族全員揃っている中で見届けることができるなんて、奇跡なんじゃないかって、本当に優しいすごいハムスターだったねってたくさん泣いて、たくさん思い出話をしました。


正直、寿命よりも早い旅立ちになってしまって、もっと長生きさせてあげられたのかもしれない、何か育て方が悪くて病気にさせてしまったのかもしれない、あの時ジュースをあげなければまだ少し時間が延びていたかもしれない、と私の中での後悔は尽きません。

でも、ハムが最期とても穏やかな顔をしてくれていて、幸せだったのかなって思える気もしています。



ハムちゃんを大好きなヒマタネと巣材と可愛いハンカチのお布団をかけて、かわいい箱に入れてあげて、寝室に運んで、0時前まで時々泣きながらトランプしたりナゾナゾしたり、娘の気が済むまで楽しく過ごして、一晩みんな同じ部屋で寝ました。

(娘が寝た後にコッソリ保冷剤を使いました)


そして翌日日曜日、お庭にハムちゃんのお墓を作りました。

それはそれは食いしん坊だったので、大好きなご飯をたくさん、お庭のお花をたくさん、お手紙、絵、安心して寝られるようにいつも使っていた巣材と一緒に埋葬しました。

パパの買って来てくれたお線香をあげて、毎日行って来ます、ただいまを言える場所にお墓を作りました。

土日でゆっくりとお別れできたのも本当にハムのおかげ。


娘のメンタルが1番心配でした。

数日前からたくさん思い出話をして、今できる介護をして、本当にたくさん泣いたと思います。

お空に行ったら行きたいところに飛んでいけると娘は思っているようで、ハムはお空に行って、先に行っている昔のペットたちやひいじいじに会っているね、とか、ハムは昨日サグラダファミリアに行ったんだって(笑)、とか、生まれ故郷のシリアに行ったんだって、とか言ってました。


ハムの心はもう自由に飛び回ってるけど、ハムの体は埋めてあげないとねって話をした時も、ハムの体が土に混ざって、その土の栄養で植物が育って、その実や花を食べた虫や鳥が娘の周りに生きているんだよってことを説明すると、サークルオブライフだよねってすんなり理解して、ライオンキングの教えがしっかり活きてました笑。


さすがに昨日の今日なので、まだハムの好きだったカボチャを見てはウルウルしたりしています。

メンタルが体に出やすい娘なので、まだ心配はありますが、娘なりに理解して、ハムのおかげで穏やかに受け入れられたんじゃないかなと思っています。



本当に優しくてかわいくて最高のハムスターだったなぁ。



ほっぺに詰め込みがち



こっち見過ぎ





お薬大好き




可愛すぎ


ありがとうハムちゃん、大好きだよ