二回生になった。
相変わらずバイトは続かなかった。どこで働いてもミスばかりで居心地が悪かった。
後私は笑顔が下手だった。笑いたくない時笑えなかったし、しんどい時はしんどそうにしていた。可愛くなかったと思う。
でも自分の表情ってコントロール出来なかった、どうしても。
体力的にはもっても精神的にはすぐに使い果たした。親には3年寝太郎だったから仕方がないと言われた。ずっと3年寝て過ごしたのだから疲れて仕方がないと。私の3年間、本当に色々あったのに、それを無視された感じがして腹が立った。ずっと寝て過ごしただけなら、今の大学には行けないだろ。怠けてたみたいに言わないで欲しい。私的には常に戦って来たのだ。
遊びにも力が入らなくなっていた。大学の人間関係にも少し疲れが見えて来ていた。
私は大学入ってずっと人間不信だった。人と人との繋がりが浅い分皆すぐに人を悪く言ったり騙したり裏切るからだ。
「表面上」という言葉が本当によく似合った。
そしてその頃には人間不信を通り越して対人恐怖症気味になっていた。
人と挨拶するのが怖い。
自分の表情が気になる。笑顔で挨拶できなかったし、笑い返せなかった。
一回生の頃中学の友達に久しぶりに再会した時に
「大学たのしいでしょー?いいなあ」
と言われたので
「うん、まあでも大学の先輩とか、あんままだ仲良くない人の話とかでも笑わなきゃいけないからそれはまだしんどいなあ」
と言ったら
「でもあんたそうゆうの得意でしょ」
と言われて
え?
と思った。
そうだったっけいつのまに私は笑うのが下手になったんだろう。でも思えばどんどん笑いのツボが深くなっていく気がする。でもさ、本当にすきってか心許せる友達との会話って何話してても笑っちゃうでしょ、だから私、たぶん人に本当に心許せなくなったんだってそう思う。
そしてその段階を経て私は人と接するのも嫌になっていた。遊ぶのすら嫌だった。人と話したくない。顔を合わせたくない。挨拶するのも怖い。結果会いたくなかった。
私は本格的に学校に行かなくなった。引きこもったのだ。