選択の自由と苦悩〜RE−PRAY考察②〜 | ぽんたのブログ

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ではでは後半に行きますm(_ _)mゼエゼエ



いつか終わる夢:RE
これもやはり後半のゲーム内主人公の状態や心情を表していると思われる。
曲の前、前半と同じ場所に立っているが、四角い囲いに囲われているのではなく後ろに映像があるのみで、前半よりもやや開放感がある。上に白い雲のようなものがあり、これは後にその上に行く雲を表しているか?前半と同じく多くの羽根(「命」や「希望」や「夢」の象徴)と共に暮らしている。
前半と同じ曲なのだが、清塚さんのピアノが素晴らしい。慈愛に満ちているかのようで、違う曲のように聴こえるほど。そして彼の演技も柔らかくて穏やかで、白地にキラキラの衣装もこの雰囲気によく似合う。
最後のモニターに迫ってくる❤ところは、今度は来るのが分かっていたのもあって、手をバタつかせながらRさんとキャッキャッしていたw
こちらの可愛らしい表情と柔らかい動きとお衣装あたちしゅき〜❤( ;∀;)❤


Playerが映し出される
再びPlayerがゲームを始める。やはりゲーム内主人公は激流に飲まれており、「流れる命を手にする?」という問いにPlayerは今度は「NO」を選択する。
Playerは、元々前半でGルートを選択することをためらっていたと考えれば自然な選択かもしれないが、
5日の公演後に彼が「セーブデータが壊れて新しいものをただ好奇心で選んでませんか?」と語っているため、やはり好奇心のみで選んだということだろうか?或いはやっぱり逆で、このPlayerは意図的に「NO」を選択したからこそその後の展開となったよ、という話なのかもしれない。


ゲーム内主人公が水の底に沈む
ゲーム内主人公は「壊したくない。全てを大切にしたい」と、流れる命を手にせずに、その渦に飲み込まれ、沈んでいく。

「ねえ神様、私は誰?これは夢の中?私はゲームの住人ですか?ねえ、誰が動かしているの?もし私がゲームの住人だったとしたら、これを作った人は神様?動かしているのも神様?じゃあ、呼びかけてみるか。ねえ神様、聞こえてる?聞こえてるんでしょ?なんで私は生まれたの?何が出来るの?私の親は誰?どこから来た?何年生まれ?というか今何年?もっとちゃんと作ってよ。あなたにとって私はゲームの中のモブかもしれない。主人公なのかもしれない。でも、なんでこんなにも設定がないの?ってか、そもそもこのセリフも会話もシナリオもあなたが作っているものか?私はからっぽの器。」

現地では「神様」って文字通りの神様のこと??と思ったが、家に帰って娘と話していたらPlayerやゲームの制作者のことを神様と呼ぶことがあると教えてもらった。
Playerは安易に「NO」を選択しただけ(?)であり、おそらくゲームの制作者も「NO」を選択後の設定は作ってなかったのだろうか?ゲーム内主人公はゲームのモブとして捨てられたということか?
ゲーム内主人公の胸に光っていた光(おそらく「命」や「魂」を表している)が消え、「空っぽの器」(魂の抜けた肉体)だけになる。


天と地のレクイエム
レクイエムは2015-2016年シーズンには何度も観たけれど、2016年ワールドEXの見事な演技、その後の24時間TVの演技を最後にずっと演じられていなかった。Notte stellataでも演じられることはなく、その後に洗練された演技がそっとYouTubeに上げられたのみ。でも御本人は毎年3月11日になるとイヤホンで聴きながら滑っていたらしい(松尾さん談)。

久々に公の場で演じられた今回のレクイエムは、当時の激しい滑りとは全然違うものだった。周りには幾つかの光が照らされ、その下で演技しながらひたすら何度も下を向いて首を振っている。周りの命を奪うことはせず、それらの命が遠くで輝いている代わりに自分が奥深く沈み、魂の抜け殻、ゲームのモブ様になってしまった樣子を表していると思われる。(このプロってこういう演じ方もあったのねニコニコ)


暗闇の中ひとり歩く・・
「暗闇の中、ひとり歩く。独りなのかわかっていない。ただ暗くて方向すらも分からない。10cm先すらも見えない。周りには誰かいるのかもしれない。けれど見えないからわからない。どこに進んでいるのか、どこに向かっているのか。進むのが怖い。この場所にいることも怖い。選択することもできない。怖い。何もかも怖い。何かしたら何かが壊れてしまう。自分のせいで何もかも壊れてしまいそう。選ぶものがない。選択肢はない。「自由」を与えられた。ルールが消えた世界。これが「自由」だ。暗すぎて神様からも観測されない。暗闇の中「自由」に動くことが出来る。生きているのがわからない程に暗い。でも「自由」なのだ。どこにも進めない。水が落ちてきた。冷たくて、でもあたたかい・・・?生きている。感じられる。道が照らされる。進める・・・神様が導く方へ。水が照らす方へ。」

真っ暗な地下の底を独りで歩き、自分が何かをすると何かが壊れそうになることを恐れ、何も選択出来ないでいる。しかし、その状態はPlayerからの束縛がなく、実は「自由」であるということに気付く。そこへ冷たいようで温かさもある水が落ちてきて、実は自分が生きていて先に進むことが出来るということにも気が付く。そのまま進み、元の場所に戻ろうとする。

あの夏へ
「千と千尋の神隠し」のハクは、琥珀川の龍神。その龍神に導かれ、その後ゲーム内主人公は大きな水滴に包まれる。
演技に見とれている途中、衣装のヒラヒラに足を取られて転んでしまった時には私も思わず小さく声を出してしまったけれど、その後にそれすらも演技だったかのように続ける様はさすがとしか言いようがないわねおねがい


祈る
まずはPlayerが映し出され、ゲーム内主人公が
「祈る。祈り続ける。希望を、夢を。」
と語る。
すると、Playerは「祈る」という選択をし、ゲームを辞めて去っていく。
ゲーム内主人公は、元の囲いのある地下まで戻ることが出来る。そして更に
「祈り続ける。神様見えていますか?届いていますか?優しくて、儚くて、綺麗で、壊れそうで」
と祈り続ける。
そして1枚の羽根を手にし、上へ投げると周りの囲いが取り払われ、地上どころか雲の上まで登る。
「守りたい。希望の、夢の、命の続きを。」
と更に祈り続ける。

ここで、正直最初は「祈る」はストーリーとしてやや飛躍してる?ようにも感じられたのだけれど、それはその後「MOTHER2ギーグの逆襲」と関係があるのではというどなたかの書き込みを見て納得した。

「MOTHER2」の解説をほんのちょっとだけするならば(と言ってももちろん解説してあるものを読んだだけですが^^;)
ラスボスとの絶望的で勝ち目のない戦いの中、主人公達が「祈る」ことで、それまで知り合った人々が主人公達の無事を強く祈り返してくれる。そして最後にはPlayerにもその「祈り」が届き、Playerの祈りが決め手となって戦いに勝利するというものらしい。詳しくは「mother2」「ネタバレ」「祈り」などで検索して下さいm(_ _)m
ってか、いやあ〜、公演前にさりげな〜くおげんさんでmother2を出し、エストポリス伝記IIの公演に花を送り、ゲームをよく知らないウチらの世代にも予習をするように(??w)ちゃんと示してくれてあったのよねえ。にくいぜっw

ゲーム内主人公が「希望」や「夢」や「命」を守ることを「祈り」続けたことで、神様=Playerにその「祈り」が通じ、ゲーム内主人公はPlayerの束縛を離れて元の場所に戻ることが出来たと思われる。(もしかすると、Playerは元々そうなることを期待しており、自分の役割は終わったと思ってゲームをやめて去って行ったのかもしれない。)

ゲーム内主人公が更に「祈り」続けることで、周りの命(ここでは羽根がそれにあたるか?)にもそれが通じ、その助けもあってついには雲の上まで登ることが出来たのだと思われる。


春よ、こい
この豪華なプロジェクションマッピングと共に演技する春ちゃんは、何度観ても優しい夢の世界へ連れて行ってくれる(⁠*⁠˘⁠︶⁠˘⁠*⁠)⁠.⁠。⁠*⁠♡

でも、雲がピンクがかった時点で「ああこれは春ちゃんが来るな。また春ちゃんで締めるのねん❤」と正直思ったなあw
いや・・・良いのよ。春ちゃん大好きだし、春ちゃんほどの大名作はなかなか作れないだろうし、後からストーリーを考察しても、これは最後は春ちゃんしかないよね、なのよ。でも、次は春ちゃん以外の締めが見たいかなあw 或いはいっそのこと、この先10年春ちゃんで締めてネタ化するのもありだけど?w(こめんなさいm(_ _)m これもあるお方のネタですm(_ _)mm(_ _)m)

演技後、
「祈り続ける。いつか終わるとしても夢の続きを大切にする。光の糸がそばにある限り。何を考えても何が苦しくても本当に辞めることを選ばない限り続いていく。光と共に明日はやってくる。道は分かれ続ける。どんな選択が待っていても、その先の未来に何が待っていても決意を持って生きていく。道に迷った時は、立ち止まってもいい。突き進んでもいい・・・と思う。自信はないけれど。巡り巡ってどこかにたどり着くように。命が巡るように。命が星に届くように。」

そして「→RE_PLAY←」が「→RE_PRAY←」に変わる。


この最後の語りに、このゲーム内主人公の想いが(ひいては「RE_PRAY」という作品のメッセージが)込められていると思われる。
周りは気にせずに目標に向かって突き進むという選択が魅力的で必要な時もあり、それをせざるを得ない場合もある。
でも立ち止まって考え、誰かの指示に従うのでもなく、自分の心に正直な本当に良いと思う選択が必要な場合があり、その方がむしろ周囲の心をも強く動かすことがある。
このゲーム内主人公の場合は、それが夢や希望や命を大切にするということであり、迷いながらもその選択を決意を持って続けて行きたい、というところだろうか。


エンディング「エストポリス伝記IIメドレー」
それまで登場したキャラクター達が順に登場し、演技を繋いで行く。入れ替わる度にその前のキャラクターの「魂」と思われる光の玉の数が増え、最終的には4つ(3つに見える気はするけど、この考え方からすると4つのはず?いややっぱ3つに見えるけど^^;)の魂を「いつか終る夢∶RE」くんが捧げ、「FIN」の文字が表示された。


追記∶
その後も考えていて(←まだ考えているw)、もしかしてこの物語は、本当は命を大切にしたいと思っているPlayerが前半ではGルートを選択してしまうものの、後半では意図的にPルートを選択し、それによってゲーム内主人公の自立を後押しするっていう話なのかもしれない。メインビジュアルの制作者の方が「メインビジュアルにもさまざまなストーリーを組み込んでいます」と書かれていて、いったいどんなストーリー?と思っていたのだけれど、「Playerの後押しを受けながら周りの命達と共にゲーム内主人公が飛び立つ物語」と考えると合うような気がするのよねえ・・・。どうなんでしょ?(*^^*)






これで「RE_PRAY」部分の公演は終了。

その後リンク上には、白Tを着た彼が登場。「RE_PRAY」について語っている部分を書くと
「ぜひぜひ皆さんなりの楽しみ方で、ぜひこの作品というひとつのアイスストーリーというものを楽しんで下さい。そして、少しでも何か皆さんの中の命に対する考え方だったり、え〜、今日明日というものを生きていくにあたっての選択肢の連続というものを、本当に人生というものを辞めない限りは明日は続いて行くので、ぜひそんなことを考えながら毎日を生きてほしいなと思って、このアイスストーリーをつづりました。どうか皆さんの中にちょっとでも刺さるものがあったらいいなって思っています。今日は本当にありがとうございます。」


この後アンコールとして「Let Me Entertain You」とあの「SEIMEI」のコレオを演った後、それで終わると思いきや
(でも「ありがとうございましたあ〜」がなかったし、もっと観たいよ〜ん( ;∀;)という願いから、皆固唾を呑んで期待したよね)、

さあ、そこからが「カツ丼」でしたなw
(もはやどなたが最初に書かれたのか?と思われるくらい、ファンには周知のネタですねw)

清塚さんの新バージョンのロンカプの音色と共に
(もーさ〜清塚さ〜ん、こっちの方がずっとあたしゃ好きだよ〜ん( ;∀;) そら2分50秒とかいう制限がなく、原曲に近いものを弾けた方が感情ものせやすいと思うし、試合で使われるというプレッシャーがないってのもあるだろうし、その後引き慣れたってのもあるだろうし、ゆらぎがない方が演技する方も滑りやすいってのもあるだろうけど、この感じで試合バージョンも弾いてほしかったかも〜( ;∀;)あたしゃ何様じゃい?かもだけど^^;)
メイキング動画用のものが流れる。
これがまあ〜、カッコよくて、楽しそうでもあり、よくぞ(おそらく)半年もない期間でこれだけのものを作り上げたよね( ;∀;)というのが垣間見られるたまらん映像よ。
ほひて最後、相当脚に乳酸溜まっていただろうに、渾身の力を振り絞ってのステップシークエンスだったよね( ;∀;)お疲れ〜
あ"""〜〜〜、
デザートの後のカツ丼、めちゃめちゃ美味くて満足したわ(*^^*)
これならいくらでもペロリと平らげられるw

演技の後、それぞれの方向に挨拶してくれた際、ショートサイドよりも向かい側のロングサイドの歓声がものすごくて(そりゃ人数が全然違うから当然なんだけど)、それを聞いてこっち側のロングサイドの人々が燃えたと思われるw 皆絶対負けじと大声で歓声を上げて、でも現地ではそれ程でもないように聴こえてたけど、テレビの音源聴いたら、こっち側の歓声もんのすごいじゃんwww







全編を通しての私の感想を書くならば、

私にとってゲームと言えば、インベーダーゲームから始まりw(あたし自身はやってないけど、少し上の世代が喫茶店の机でやってる映像がよくテレビで流されてたんだよなあ)
PCに標準装備されている簡単なゲームはやったことがあるけど、根が凝り性なモンだからやり出すとハマりかねないのは分かっているので、やるなら暇つぶしとしてやる、時間が取られてしまうだけの悪の物としか思えてなかったんだけど(きっとこれって古い考え方なのかもな)
「いつか終わる夢」をきっかけにFF10のストーリーを見て「こりゃひとつの完結した感動系アニメじゃん(@_@)」「今時のゲームって、話の展開を追いたくてやるってこと?」と思い、
更に今回のUNDERTALEの作りの緻密さと隠されているテーマの奥深さにびっくりよ。漫画やアニメは私も観てきたし、そこから人生観、倫理観、道徳性なども学べて人生を豊かにしてくれるものの1つであることは私も知っていたけれど、今時のゲームもそうだったとは知らなかったわ。


で、このRE_PRAYという物語は、

おそらく前半のGルートを進むことが悪いと言っているのではない。人生欲望のままに進むのも大事で、それを証拠に、私も観たいという欲望のままにずっと彼を追い続けているものw そこには大なり小なり他に犠牲にしているものがある(家庭とか時間とかお金とか)ことも自覚していて、特にファンになりたての頃には何度も自問自答したのだけれど、その都度間違っていない、これは私の人生にとって必要なものだ、という結論に達して今に至っているし、今もその想いは何も変わらない。(我ながらものすご〜い強火だよなw) で、もう一度人生やり直せるとしても、その点についてだけはもう一度同じことするだろうしなあw(やはりどうしようもない強火w)

ここで彼の公演後のインタの一部を引用すると
「それを、じゃあ1回、自分が選んできた選択肢っていうものが人生の中であって。その選択肢の先に1回破滅っていうルートがあったとして。すべての障害を乗り越えて、夢をつかんで何か目標をつかんでっていう人生があったとして。それが、もう1回繰り返されるんだったら、皆さんは何を選ぶだろうか」
この部分は2日目の公演の部分だよね。なので放送を観てからまた考えようかなw(←おいっ、現地で観たんじゃないのかよっ^^;)


そして後半の部分についてですが、
こちらの方がずっと色々考えちゃうことがあって、世の中いつでも突き進めば良いわけじゃないし、でもじゃあどうするか?となった時にはそうそう簡単なものじゃないんだよなあ、ていう話かもあるかなと思う。
まずはこれ、「Pルート様」と書いたけれど、いわゆるPルートともちょっと違っていて、周りの命を助けるけど、自分は捨てられちゃっていて、自分さえ犠牲になれば良いのか?っていう話はあるんだよね。結果的にはゲーム内主人公がとても強くて賢かったから、周りの力も借りつつ自立して、悩みつつも進む方向を定めることが出来たから良かったんだけど。
現実の世界でも 、窮地に立たされたり、弱い立場になったりした時にどうするか?というのは非常に難しくて、答えはひとつではないし、自分の思惑通りに現実的に上手く行くとは限らなくて、思わぬ返り血を浴びてしまうようなことすらあり得る。でも、絶対諦めずに考え続けることは大事で、そうしない限りはなかなか道は開けず、でもそうしているうちには捨てる神あれば拾う神ありで助けてくれる人が出てくる場合もあるし、人生山あり谷ありで、手探りでその都度1つ1つ選択しながら進んで行くしかないんだよなあ・・・なあんてとりとめもなく考えてみたりするんだけど・・・・

これ、書き出すといつまでも終わらなくなりそうなのでこれくらいにしておこうw
だって、今日がもう終わっちゃうんだもん。とにかくお誕生日には間に合わせたかった・・・というか、誕生日プレゼントと言うより、とにかく2日目の放送の前には記事をあげたかっただけではあるんだけど・・・
わ〜い、なんとか間に合ったぞw(*^^*)
(↑ギリギリじゃん^^;)


ってか、ひと月もかけて悩ませて
こ〜んな長いものをあたしに書かせちゃうアイスストーリーって何???w
(↑いやあの・・・本望ですwm(_ _)mm(_ _)m
でも、こんな長げ〜モンいったい誰が読むん?^^;)






では、数時間早いけど

29歳おめでとう〜〜〜(*≧∀≦*)(*≧∀≦*)

この1年
あなたに幸がありますように❤(*^^*)❤






あと1年で「オッサン」だねw❤
(↑それここで書く???^^;)