超我流!パンの手捏ね方法 | パンとお菓子と日常と時々ご飯。

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パン作り、お菓子作り、日常のこと、ご飯について語る粉臭いブログです。

簡単レシピを公開中!ゆっくり寛いでくださいな。

※大長編の予感。

どうもどうも、こんにちは。今日はパン語りをしたいぽんたろうです。














1次発酵が終わったパン生地。

ここが一番好き。本当にかわいい。スベスベしなくなるくらいかわいい。

そのまま食べちゃいたいくらい♡♡(この後、食すけどな。)


あ~~。本当に可愛い…。(変態)







今日はパン生地の難しいお話でもしますか。


と、言っても、私ど素人なもんで。正しいか、ただしくないか、は別として。


偉そうに語れる者では御座いませんが。



ちょっとお付き合いくださいな。



と、その前に超我流!パンの手ごね方法でも。取り敢えずまずは手捏ねから。

いつも私が菓子パンの時に使ってる生地のレシピで。




《レシピ》菓子パン生地

12個分

《材料》
A.強力粉 260g
A.薄力粉 40g
A.スキムミルク 20g
A.塩 5g
A.水あめorはちみつ 15g
A.砂糖 25g
インスタントドライイースト 6g(小さじ2)

卵+牛乳 200cc

バター 35g
(*ごめんなさい、写真はこの生地じゃないんです。でもやることは一緒だからいいよね??)


《作り方》
1.バターを室温に戻す。卵と牛乳を合わせて、温くしておく。(40℃くらい。)


2. Aをボウルに入れる。その時、強力粉と薄力粉で山を作って、周りにその他材料を入れる。



山を崩して、少し掘って逆に谷にする。そのど真ん中にインスタントドライイーストを入れる。


(*説明下手でごめん。写真見て頑張って。)
(*塩とイーストが触れないようにするため。)


3.緩くした卵+牛乳をドライイーストめがけてぶっかける。菜箸でグルグルとかき混ぜる。


ある程度纏まったら、台に出して捏ねる。


4.グッと体重を掛けながら30cmくらい押し伸ばす。


半円を描くように生地をもどす。





「押し伸ばして、戻す」を角度を少しずつ変えながら、リズミカルに繰り返す。生地が台にくっつくので、スケッパーで剥がしながら。
最初はかなりネチョネチョ。それ以外の表現が思いつかないくらいネチョネチョ。手や台、スケッパーにもくっつきます。
が、頑張って捏ねてればその内、台にくっつかなくなってきます。そこまで頑張る。
台や手にあまりくっつかなくなって、生地がつるんっとなってきたら、バターを加えていきます。



こんな感じになったら。最初と比べるとだいぶ纏まってます。

バターを乗せて、握るようにして生地に馴染ませる。バターを入れると再びネチョネチョ状態になりますが、大丈夫。すぐに纏まります。



ある程度生地とバターが混ざったら、再び「押し伸ばして、戻す」を繰り返す。大体30回くらい?


わかりにくいですが、こんな感じでだいぶ生地がツルツルしてるハズ。
(*バターを最初から加えるとグルテンが形成されにくくなる為、グルテンをある程度形成してから、加えます。)


5.この時点で、グルテンが形成されていて、生地はだいぶツルツルしていますが、まだ弱い状態。更に捏ねていきます。
台に叩きつけて


そのまま台と手を使って、丸め直す。



うまく説明出来なくて申し訳ないですが、叩きつけて伸びた生地を、手と台でコロンと丸める感じ??捏ねたりはしません。優しく丸めてあげて。
その動作を少しずつ角度を変えながら150回程繰り返す。
台に叩きつけるときは、力を入れる、というより、手首のスナップを効かせる感じ??

(結構うるさいです。音が気になるなら、なるべく生地のまん丸を崩さないようにしながら、両手でVの字を書くようにコロコロ転がすだけでもOK。こっちの方が時間かかるけど。)

切れないように伸ばした時に、しっかりと膜が張るまで。



こんな感じで先が少し透けるくらいの膜が張ります。これがグルテン膜。
胡桃やらゴマやら色々入れるなら、ここで入れて。最初から入れると粉々に砕けるから。


中々混ざらないですが、頑張って混ぜて。


4.油脂(マーガリンでもバターでもサラダ油でもなんでもよろし)を塗ったボウルに、張らせるように綺麗に丸めた生地を入れて、1次発酵。


胡桃ver


乾燥しないように、かたく絞った布巾や、ラップをボウルに被せて。
暖かい場所で40分~。2~3倍になるまで。時間ではなく、大きさで判断してください。

胡桃ver

強力粉をつけた人差し指をぶっ刺して、その跡が綺麗に残るまで。


こんな感じ。かわいい~~!!(変態)
戻ってくるならまだ発酵不足。もう10分程待ってみて。
刺した指と一緒に周りまで凹んでしまったり、風船のように萎んでしまったら過発酵。
(*過発酵になると、どうしようもないんで、気をつけて。少し早めに見た方がいいかも。)


5. 1次発酵後、台に出してガス抜き。全体を優しく手のひらで叩いてあげる。折り畳んで、優しく全体を叩く。更に降りたんで、優しく叩く。
その後、好きな個数で分割する。私はいつも12分割。デジタルスケールで測りながらやると、大きさが揃うよ。
張らせるように丸める。それを全部。かたく絞った濡れ布巾をかけて、乾燥を防ぎながらベンチタイム15分~20分。



6.ここからは好きなように成形してくださいな。









補足も込めて。すげー長文のパン語り。

用語だったりこの辺読んでおけばだいたいOK(?)




そもそも、パンと言いますのは、小麦粉、水分、塩、イースト菌で出来ています。


小麦粉と水を混ぜ、粘りが出るよね?それがお菓子作りやパン作りでよく出てくる、グルテンたんぱく質の一種です。
網目状になってるらしい。



ちなみにこの、網目状のたんぱく質、グルテンが形成出来るのは小麦粉だけ。

お米では出来ません。
米粉オンリーのパンが膨らまないのは当たり前。
膨らむのに必要不可欠なグルテンがなければ、膨らむ訳がないのです。


このグルテン、パン作りではわざと捏ねて作り出します。

逆にお菓子作りでは、敵みたいな扱い。
クッキーやケーキ類をサックリまぜ合わせるのはグルテンを作らないため。グルテンが形成されると固くなっちゃうんですよねー。



イースト菌は糖を栄養にして、炭酸ガスとアルコールを作り出します。

この炭酸ガスをキャッチして、パンは膨らみます。


そのキャッチするのがグルテン網目状のグルテンの膜が炭酸ガスをキャッチして、生地が膨らみます。

だからこそ、頑張って捏ねて捏ねて捏ねまくって、グルテン膜を作り出すんです。


ふわふわで、きめ細やかなパンを作りたいなら、頑張って捏ねる。これがコツ。

逆に気泡が大きく、バリッ!なフランスパンはそこまで捏ねません。
グルテンが弱いまま。グルテンが弱いままだと、炭酸ガスをキャッチし切れず、繋がって気泡が大きくなります。


他にも色々あるんですけどね。グルテンの役目はそんな感じ。




塩とイーストは触らせるな。って私は良く言うんですが、塩にイースト菌が触れると、菌が死んじゃうことがあるらしいです。

じゃあ、なんで塩入れるの?って思うでしょ??

塩入れないとクソ不味い

そりゃあもう、びっくりの不味さ。興味がある人はやってみればいいさ。すんげえ不味いから。
食べきれないくらい。






捏ね終わったら1次発酵をします。中にはしないパンもあるけど(ベーグルとか)


1次発酵には、パンを膨らませる、柔らかくする、ふんわりさせる役割があります。大体2~3倍くらいに膨らみます。

捏ねあがった生地を張らせるように綺麗に丸めて、ボウルなどに入れて暖かい場所で発酵させます。

ここは時間には拘らずに2~3倍の大きさになったを目安に。


暖かい場所って??って思うじゃない??でしょ??

イースト菌が1番元気なのは30℃前後。

夏だったら室温で十分。むしろ暑いくらい。
真冬はお湯の近くだったり、カーペットの上だったり、オーブンの発酵機能だったり。割りかし適当で大丈夫。


暖かい場所の方が早く発酵します。が、過発酵が心配。

発酵させ過ぎると、炭酸ガスがたまり過ぎてしまりのない、酸っぱくてアルコール臭いパンになってしまいます。

更に…逆に膨らみにくくなって、高さが足りない、不恰好なパンに……


あとは、イースト菌が60℃と意外に低い温度で死滅してしまうので、そこまで上がらないように気をつけて……。




よく言うのは、打ち粉をした指を刺して、その跡が残るようなら発酵終わり。

すぐに戻ってくるなら発酵不足。そのまま5分置いて様子見。足りないなら更に5分…と少しずつ様子を見てあげて。

風船のように萎んでしまった、周りがシワシワになっちゃった。って言うのは過発酵。

過発酵になった場合はどうしようもないので、少し早めに見た方がいいです。









1次発酵が終わると、ガス抜き。

中の炭酸ガスを均一にし、更に新しい空気を入れる事によって、イースト菌を元気にします。

全体を優しく叩いてあげるだけでOK!

イースト菌も生き物です。せっかく頑張って発酵したのに、捏ねたりしないであげて。






次は分割。折り込みパンなんかは分割しないですが。

等分に分割します。その時、手でちぎったりしないで、スケッパーや包丁等で、スパっっ!!っと切ってあげて。
その方が生地が喜ぶから。

分割する時はデジタルスケールで測りながらやると、大きさが揃って綺麗に。



1個ずつ張らせるように綺麗に丸めて、かたく絞った濡れ布巾を被せてベンチタイム。15~20分

ベンチタイムは切り分けて傷ついた生地を休ませる作業です。


すぐに成形を始めると、どうしても縮みやすい……。伸ばしても伸ばしても、元に戻ってくるから。

実体験だから。

ベンチタイムを取ってから、成形していくとそれよりは上手く出来ます、はい。




ここからは好きなように。




こんな感じでいろんなパンが出来ます。




ここまで説明したのは1番オーソドックスなストレート法です。

3時間程度で出来る、パン作りと言えば!的な位置づけ。



私も作るときはだいたいこれ。だって楽なんだもん。




他には

クラム:パンの中の柔らかい白い部分。

クラスト:焼き色のついた周りの部分。

釜伸び:オーブンで焼いて、パンが膨らむこと。

クープ:パンにナイフ等で入れた切れ目のこと。ボリュームが出るのと、見た目が良くなります。



と、こんなもんですかね。この辺は普段の会話でも出てくるかも(出ないわ)





と、ここまで偉そうに語ってますが……
あくまでど素人、独学ですので悪しからず。


もし間違ってたらコメントでそっと教えてあげて。


即公開だからそっともへったくりもないけど。


顔真っ赤にして恥ずかしがるから。布団でジタバタするから。









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