昨日はぽん太のベランダにまつわる喜びと恐怖をお話しました。
【ぽん太 ベランダデビュー♪】
http://ameblo.jp/pontaro1129/entry-11080082774.html
今日はとあるマンションでしばこが経験した不可解なエピソードを紹介します。
以前私は埼玉県・T市というところで一人暮らしをしていたことがありまして、
そこは2SLDK(63㎡)の広めのマンションだったんですね。
古い3階建ての鉄筋マンションではありましたが、
風呂・洗面所・リビングをすべてリフォームしたばかりのきれいなお部屋で、
それでいて家賃が一桁台というお手頃価格だったため住み続けておりました。
間取りについてはいかにも昭和らしい形になっていて、
南向きのベランダに接しているのは縦長リビング(12畳)とフローリング(6畳)の2部屋。
和室(6畳)のもう一部屋はリビングとフローリングに挟まれて中央にあるといった状態でした。
リビング・フローリングとの仕切りはふすまだったので、どの部屋からも銅線が繋がってます。
しばこは陽がサンサンと当たって気持ちがよいフローリングの部屋を使っていました。
和室は陽がまったく差さないこともあり、普段使うことはなくほとんど物置状態。
そもそもなんとなーくその部屋とは縁がないような気がして、
まず足を踏み入れることはありませんでした。
さて、ある時しばこの母・アケミが「父親と離婚する!!」と荷物まとめてやってきました。
うちの父母はしょっちゅう大ゲンカしてるのですが、この時は本気で別れそうな勢いだったので、
とりあえず私の家が一部屋空いてるからしばらく住めばいいでしょ、と招き入れました。
また落ち着いたら戻ればいいし、冷却期間として同居を始めました。
実家では猫を飼っていたのですが、
父のとこに置いておくと世話ができないからと一緒に連れてきたんですね。
そこであの和室を母の部屋として、あてがいしばらく一緒に生活していたのですが・・・。
ねぇねぇしばこ、あの和室ちょっと変じゃない?
母がそんなことを言い出したのはその1ヵ月後。
何が変なのか聞いてみると、母もよくわからないんだけど、なんか変だと。
猫が和室の奥の片隅をじーっと見てるんだよね、何かを追うように。
しかもね、普段は温厚なあの子が、フーッッって毛を逆立ててるの。
うわーそれはなんか気味悪いねぇ・・・
そんな話を母としたのですが、
実際何か見たわけでもないのでそれ以上は気にしないようにしてました。
そしてある日、しばこの仕事中に携帯に着信が。
あ、しばこ!?しばこ!?お母さんなんだけど!!
普段涙など決して見せない気の強い熊本女の母が
信じられないほどの号泣をしながら電話をかけてきました。
あのね、お母さんね、この部屋にいるとものすごく悲しくなるの!!
なんでだかわからないんだけど、不安で不安で涙が出てくるの!!
どうしたらいいんだろう!?どうしたらいいんだろう!?
ほとんど半狂乱の状態だったので、まずは落ち着かせました。
よくよく話を聞いてみると、こんなことは1度や2度じゃないそうです。
実はその和室にいると昼夜問わず無償に不安に陥り、何度も何度も泣いていたそうで・・・。
仕事で忙しいしばこを心配させたくなくて、一人でずっと我慢していたそうです。
ホラー映画も平気だし、多少のオカルト話じゃびくともしない母が
ここまで動揺するなんて普通じゃありません。
さすがに状況で母を放っておきたくないので、すぐ引越しすることにしました。
次に住んだマンションはちっこい3階建てマンションの3F角部屋。
3方向から陽が入る明るいお部屋です。
すると母のあれだけ不安だった気持ちが嘘のようにスッキリしたそうです。
やっぱり何かあったのかもねぇ・・・
うん・・・
大家に聞いてみたい気持ちもあったけど、
もう家を出たのだし、これ以上詮索するのはやめておこうと思いました。
私たちは特別何かを見たわけではないけれど、
ほとんど陽が差さないあの和室にはきっと負の気(陰の気)が
たまってたんじゃないかなぁと思います。
あの部屋、今は誰が使ってるんだろう?
明日はしばおが経験した背筋がゾッとした話です。
つづく。
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