ワールド・オブ・ライズ-★★★- | not simple.

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あるときはさすらいの本読み、あるときはジャンル無用の映画好き、またあるときは、B級グルメの備忘録

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英題: BODY OF LIES
製作年: 2008年
製作国: アメリカ
日本公開: 2008年12月20日 (丸の内ピカデリー1 ほか)
上映時間: 2時間8分
配給: ワーナー・ブラザース映画
公式サイト

スタッフ
監督・製作: リドリー・スコット
キャスト:レオナルド・ディカプリオ、ラッセル・クロウ、マーク・ストロング



【シネマトゥディより】
ヨルダンを拠点に大規模なテロを計画する首謀者の手がかりを得たロジャー・フェリス(レオナルド・ディカプリオ)は組織に潜入しようと試みる。
そのためには狡猾なCIAのベテラン、エド・ホフマン(ラッセル・クロウ)らの協力が必要だった。
味方とはいえ過信ができない不安定な状態の中、潜入作戦実行の期限が迫っており……。
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邦題の「ワールドオブライズ」よりは「ボディ オブ ライズ」の方がしっくりきます。
題材的にはちょっと古いけども、さすがリドリー・スコット。
とくにカタストロフィのない脚本をうまく最後まで持っていく手腕はすばらしいなとおもいます。

どのうそが世界を救うのか?というのはディカプリオとラッセル・クロウの戦いのように演出されていますが、クロウは単なる痛みを伴わないからこそ、失敗する典型のように見えます。
実際怖いのはハニです。

ハニは嘘をつくな。
というルールを強いますが、ディカプリオをある嘘によってはめてあるところまでディカプリオと観客を連れて行ってしまいます。
その恐ろしさといったら・・・。
もう最後の方は目を瞑ってしまいたくて仕方がないくらいです。

かれはディカプリオ扮するフィリスが嘘をついたことを責めることになりますが、あの嘘を見抜けないはずがないんですよ。
だってどう考えてもその瞬間のフィリスは迷ってることがわかるわけですから。
そう考えると、嘘の付き合いとしてはCIA(クロウ&ディカプリオ)とヨルダン(ハニ)のだましあいです。

そして結局濃い人間関係を選択していた方が勝つわけだよね?という結論に達します。
ディカプリオは「ブラッドダイアモンド」でもそうでしたが、こういう甘さのないものの方が面白いなーと思うことが多いですね。

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