いつもは二週間に一度、金曜日に通院している父。今回は先生の都合で、二週間と二日で今日が受診日。そして三か月に一度のMRI撮影の日。

この二週間、三日に一度は発熱し、食事がとれなかったり、受け応えがなかったり。

本当に本当に受診日までが長い長い日々でした。

見るからに容態は変わっていて、覚悟してのMRI。

午前中はいつも通り、採血、尿検査、副作用外来、脳下診察、問題なければアバスチン。

発熱のこと、食事がとれない日があること、時折無反応になること、次々と話す母。

それを受けて、父に直接問いかける先生。

微妙な応答しかできない父。

とりあえず、血液検査では少し栄養状態に問題が出始めてはいたものの、大丈夫とのことで今日もアバスチンOK。


午後からMRIのため、車でお弁当を食べ時間を潰してから再び病院へ。今日の父は熱もなく、食事もぼちぼち食べ、反応もぼちぼちアリで。

MRI撮影後、先生の診断結果は…

やはり腫瘍が浸潤し、前頭葉部分にも、そして右側のみならず左側へも。

アバスチンをしていると、造影剤をいれての撮影ではっきりうつらないこともあるらしく、それを踏まえて考えると、、

前頭葉部分に浸潤しているため、意欲低下が起こっていることによって、食べない、無反応、となっているのでは、とのこと。

父、母、私での診察時は、次の受診日までにまた様子が気になったら遠慮なく連絡してくださいね、程度で終わり。

その後、私だけ呼ばれて再び診断結果。

これ以上、アバスチンやテモダールでの治療は効果が期待できないこと。それでも続けたいと希望すれば続けることができるとのこと。

この先、入院して栄養の点滴をしながら過ごすか、最近は在宅での看取りという選択肢もあるということ。それらを考える時期が来たこと。

優しく、言葉を選びながら話してくれました。


去年の11月、突然の病発覚。先生に来年の年越しは厳しいと思います、と言われていたのに無事年越しして、今日まで頑張ってきた父。

今週末は娘の大学受験。

どうか、もう少し、一日でも長く…がんばれ、父!!がんばれ、母!がんばれ、わたし。