先週金曜日から13クール目スタート

アバスチン、テモダール

受診日前日、この病気になってから初の発熱。病院に電話をして、コロナ予防接種の時にもらっていた、カロナールを服用することに。

母、一人で不安な夜を明かし無事朝には平熱。

予定通り受診し、血液検査も異常なし。

尿検査ではやはりタンパクが出ているものの、許容範囲だから、とのことでアバスチンOK。


年が明けて、長女の受験や卒業式もあって実家から足が遠のいていた私。

その間に、父の様子は少しずつ変わっていたようで…支えながらでも、うまく歩けない。

それでも会話はできていたのに、テモダールの5日間。発熱したり、話しかけても反応が曖昧だったり…一歩も足を前に出せなかったり。

まるで折れ曲がった小枝がぶら下がっているかのように、腰を据えて立つことができない。

右、左、と足を前に出すように言っても出せない。まるで右も左もわからないかのようで。

火曜日から、週に一度のリハビリ開始をしたばかりなのに…もっと早くから、リハビリをすればよかったのかな。

ベッドに横になって、壁を見ながら何かを呟くけれど、聞き取れない。

ごはんも、口を開くだけで噛むことがままならず、どうしても左側からこぼれてしまったり。


この病気の終末期は、高熱が出たり便秘になったり、と書いていた…と、発熱看病しながら夜な夜なスマホで調べてしまう母。

今年の春も、お花見ができるように…

孫の大学入学を一緒にお祝いできるように…

当初覚悟していた一年が過ぎても、次は次はと欲が出てしまう。父はいま、どんな気持ちなんだろうか。