昼神温泉で知られる阿智村の国道153号線の橋、初沢橋です。
よく通る場所だけど橋の姿を見たことがなかったので、旧道を走って下から見てみました。
南側から来た場合、初沢トンネル手前から脇道へ入るのが初沢橋へ一番近い分岐点となる。
ただし、ここから初沢橋へ向かって大野集落へ入るまでの区間はほとんど通る人がいないようで、こぶし大の石や大きな枝などが落ちている場所があって走りにくいので注意。
ということで南側から初遭遇の初沢橋。上路式のワーレントラスだ。
真下から。上をバンバン車が走り抜けていくので結構うるさい。
初沢橋の南側は上で書いた通り初沢トンネル、北は大野トンネルとなっている。
下からみた大野トンネルの出口。
ちなみに初沢橋やトンネルにはちゃんと歩道が設けられており、一応歩いて渡ることもできるのだが、こんなとこ歩いてるとただの不審者なので自重した(今まで何度もこの辺りを通っているが、歩行者を見た記憶がない)。
代わりにストリートビューを載せておくのでこちらで堪能して頂きたい。
旧道には阿智村と合併する前の浪合村の看板が残っていた。サビまくって読みづらい。
旧道の初澤橋。こちらは銘板が旧字体表記なのでそれに従った。
親柱は正面から見ると凸型というのが珍しい。
銘板は「初澤橋」、読みの上部が欠けていて「…ょさわはし」、「初澤川」「昭和三十四年二月竣功」。
Q地図様だと何故か旧橋の読みは「はつざわばし」、トラスの方が「しょざわばし」というデータになっているが、両方「しょざわばし」でいいはずだ。
国道上の看板にも「初沢橋 Shozawa Bridge」と書いてある。
現橋の銘板をストリートビューで確認すると橋名のみで架設年はない。
Q地図様に頼ると昭和五十八年とのこと。
旧橋を渡り、トラスの下をくぐって北東から。ここが全体を見られるポイントになる。
確か橋脚は見えている二基だけの三径間だったと思う。
こうして旧道から見上げると、今の国道は山をトンネルで貫き、谷を高架橋で渡る、いかにも人工の道であることが実感される。