八百津町中心街の南西にかかる八百津橋です。
新旧の橋が並行してかかっているのでまとめてご紹介します。
まずはちょっと変わった上からの視点で。
左のニールセンローゼ橋が平成三年に完成した八百津橋で、自動車専用となっている。
右のトラス橋が旧橋で昭和二十九年完成、現在は歩行者用に転用されている。
西岸の崖の上を通る道路があり、そこからいい感じに橋を見下ろすことができる。
今度は東岸の上流側から。こうして見ると二つの橋のスパンの違いがよく分かる。
現橋が1径間なのに対して、旧橋はトラス1径間+鋼桁2径間で木曽川を渡っている。
旧橋のトラス部分。
二橋の間から。
旧八百津橋東詰から。現道よりも一段低い。
歩行者はかつての車道部分を通行するが、下流側(写真右)にも昭和四十四年に追加された歩道橋がかかっている(現在は柵で入れない)。
西詰から。古めのトラス橋っぽいゴチャゴチャ感。
この手数の多さとか最高ですね。
対してシンプルな現八百津橋。
現橋は自動車専用なので歩行者は通れない。
すぐ隣に平行してかかっていてアーチ橋とトラス橋の組み合わせって珍しいかも。
二本のトラス橋が並んでいるパターンはいくつか思い浮かぶけど。
旧八百津橋の親柱。南西の、おそらく読み仮名が書かれていた一基がなかった。
銘板は「八百津橋」「木曽川」「昭和二十九年八月竣功」。
明治の地図にもこの場所に橋が描かれているので、以前から橋があったようだ。
トラス部分の銘板もあったけど全然読めん…。
現橋の親柱は船の銅像付き。
道の反対側は銅像が木曽川を下る筏になっている。
橋の東詰にあるバス停が「港町」となっていたので、ダムができる前は舟運で賑わっていた場所なのだろう。
銘板は「八百津𣘺」「やおつはし」「木曽川」「平成3年3月竣工」。
二つのタイプの橋をいろんな角度から見られるのでおすすめ。
橋の東側にやたらデカい駐車場もあるし。