天竜川の平岡ダムの下流にかかる平岡橋です。
住所も平岡、近くの駅も平岡駅とそのまんまです。
平岡橋東詰正面から。
形式は二径間のワーレントラス。改めて写真で見ると細い橋脚が心もとない。
渡って右岸の松島集落側から。
橋の上から平岡の町を見る。山あいのわずかに傾斜が緩やかになった土地に多くの家が建ち並んでいる。
右岸の松島集落の端には平岡ダムの水を利用する発電所が建っている。
二基並んでいるのはサージタンク。
あんまり面白みのない親柱。
銘板は「平岡橋」「ひらおかばし」「天龍川」「昭和60年8月竣工」。
河川名について、地理院地図などでは現在は「天竜川」と常用漢字で表記するが、銘板では旧字を使っている。
古い地図を見ると平岡橋は少なくとも一度は架け替えており、先代はわずかに上流にかかっていたようだ。
橋に取り付けられた銘板。
「平岡橋 1985年8月 天龍村」、製作は石川島播磨重工業株式会社(現IHI)。
トラス橋であることを除くと特徴がないが、偶然通りかかることはない場所に架かっているので、見つけて訪問すること自体が楽しい橋と言える。