千曲川の支流、鹿曲川にかかる畔田橋(あぜだはし)です。
芦田川との合流点のすぐ上流(南)。
東岸下流からの畔田橋。本ブログには何度も登場してきたRCローゼ橋だ。
RCローゼ橋は全国的には珍しいのだが、長野県内ではテキトーに走っているだけでも間々出会うくらい多く造られ、また残っている形式である。
なんかタヌキが世界的には珍獣扱い、みたいな話を思い出す。
東詰から正対。
横構は三本。最近修繕されたらしく、所々に白い補修跡が見られる。
西からちょっと離れてズームで。こうやって見ると意外と背が高い。
いつもの窓。ちょっと大きめ。
補修跡のいくつかは写真のように周りから出っ張った状態だったが、何かこうしておく理由があるんだろうか?
親柱は独立して設けられている。
銘板は「畔田橋」「あぜだはし」「鹿曲川」「昭和34年8月竣工」。
南西の「あぜだはし」の親柱のみ破損したのか、補修部分と同じ真っ白なコンクリート製のものに変わっていた。
現在は下流に新畔田橋(平成六年完成)が開通しており、こちらを通る車はほとんどいない。
ちなみにいまQ地図様をチェックしたら、半径300m以内に「畔田」または「あぜだ」を含む橋が5つも固まっている。
東から挙げると「あぜだ橋」「畔田橋」「新畔田橋*」「畔田橋(今回紹介したもの)」「第2畔田橋」の5つ。
*…Q地図様では「畦」が使われているがこれは恐らく元資料の誤りで、銘板は「畔」
橋を造った当時よっぽど特徴に乏しい土地だったか、担当者がめんどくさがったのだろうか。