前二回(1,2)は小河内(こごうち)の渡れない橋を見たので、続いて現役の小河内大橋を紹介します。
小河内の吊橋(下流)から見た小河内大橋。鋼ランガー橋だ。
小河内の吊橋との位置関係はこんな感じ。右が小河内の集落。
小河内大橋南詰から。幅はクルマ1台とちょっとで対向はできない。
軽トラが通るとこんな感じ。この色の軽トラも最近あんま見なくなったな…。
橋としては塗装のサビや路面の荒れで全体的にヤレた雰囲気が出ている。
橋の近くからだとあまり全体を見られるポイントがなかった。
親柱と銘板は特徴のないタイプ。
「小河内大橋」「こごうちおゝはし」と「昭和43年7月竣功」が2枚。
下を流れる大井川の名前入れてないのは分かるだろ、ということか。
アーチ部の銘板。
製作の櫻田機械工業株式会社は結構大きな橋を手掛けた実績もある会社だったようだが、1991年に建設中の橋桁が道路に落下して14人が死亡する事故を起こしたことをきっかけに、最終的に倒産している(倒産時の企業名はサクラダ)。
この橋ができる前は前々回紹介した下流の吊橋が小河内への出入りを担っていたはずだ。
今後さらに数十年は小河内大橋が集落の交通を支えていくのだろう。