Google mapを見ていたら、この神社の写真に一目で古いものとわかる狛犬が写っていたので行ってみました。
神社の下を走る県道477号線にバイクを停め、急な坂を登って東側から境内へ入る。
すぐに巨大な御神木が目に入ってテンションが上がる。
さらに奥の鳥居の脇にももう一本大きな木が見える。
本来の参道は境内南側にあり、撮影地点から東西に未舗装の道が伸びていた。
白山神社の社標は昭和十三年建立で「岡﨑市花崗町 石匠 村田屋石材店」の銘があった。
社標の後ろにそびえる巨木は豊田市(旧下山村)指定文化財の「白山神社のスギ」で、説明板によると「胸高囲五・五メートル、樹高三十四メートルで樹齢は五百年以上と推定されます」とのこと。
もう一本、先ほど触れた東側に立つスギと一対で夫婦スギともよばれるらしい。
境内東のスギ。こちらも市指定文化財、胸高囲六・五メートル、樹高四十メートルとこちらの方がやや大きい。
こういう枝を広げた木は見る角度によって印象が違って楽しい。
境内にはもう一本、同じくらいの樹高のヒノキもあったようだが、何らかの理由で倒れ(倒され?)、下山村時代の説明板と切り株だけが残されていた。
南西角から境内全景。
拝殿前。ここにも気になるものが…。
それがこの自然石を使った手水鉢。
いま自然石と書いたが、最初はセメントでもぶっかけたのかと思ったほど不思議な形で、間近でよく見ても自然のものかどうか自信が持てなかった。
いわゆる普通の石の間に別の石が溶けて流れ込んだような、とでも言おうか、この辺全く知識がないので表現の仕方も分からない。
とりあえず『下山村史 資料編』に自然石とあったので自然にできたものなのだろう。
境内には同じような石がもう一つあって、こちらは何かを封じ込めてあるような禍々しいとも言えるような見た目。
たぶん石業界(?)では何か名称なり分類があるだろうから、詳しい方がいたら詳細を是非教えて頂きたい。
私には「『寄生獣』の新一の胸の穴みたいだぁ~」というバカみたいなコメントしか書けない。
…と、狛犬までたどり着く前に紹介したいものがいろいろあったので次回へ続く。