楊橋 (新城市海老丁塚、宮ノ前) | 手当次第

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気になる所にいってみる

海老の町の北側にかかる楊橋(やなぎはし)です。

 

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下流から見た楊橋。充腹アーチ橋となっています。

 

欄干は近年に替えていますが、それ以外は見るからにレトロな雰囲気。

 

親柱の傷みも年月を感じさせます。

 

ところどころ欠け、陶製の銘板の文字も読みづらくなっています。

 

対岸の銘板には昭和七年五月改築とありました。

少し下流にかかる同形式の海老橋は昭和四年八月改築と、近い時期に整備されています。

どちらも改築となっていますが、もともとあった橋を改修したのか同じ場所に架け替えたという意味なのかは不明。

 

上流側から。川の名前は谷川。

 

右岸下流側から。

 

中央の円筒形のでっぱりは機能的な意味はなさそうなので、デザインとしてのものでしょうか。

 

海老橋のときと同じように、川を洗い場としていた名残で下へ降りられるようになっています。

 

ということで河原から。

 

これも海老橋と同じで、アーチがやや扁平でかつ両端のRが小さくなっています。

頂部にでっぱりが設けてあることもあって、個人的には栗とか擬宝珠をイメージしました。

 

下流の柳生橋から。いいね。

 

現在は近くを通る人も少ない楊橋ですが、田口線の廃線を転用した西の県道389号線が幹線となる前は、こちらのルートが四谷方面との主要路だったと思われます。

小さいですが雰囲気のある橋なので、海老橋と合わせて近くを通ったら足を止めてみて下さい。