長島ダム その2(榛原郡川根本町犬間) | 手当次第

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気になる所にいってみる

前回に続いて長島ダムの紹介。
 

 
おさらいがてら、もう一度全体の写真。
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ダムの目の前にかかる人道橋、「飛沫橋(しぶきばし)」。
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吊り橋のようにたわんで見えますが、これはいちおう桁橋ということになるのかな?
手すりのデザイン含めてなかなかいい。
 
遠くからみるとこんな感じ。橋の上に人がいるんだけどわかりますか?
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そしてなんと長島ダムはこの部分(フーチング)を登ることができるのだっ!
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…って言われても普通の人はしんどいだけでうれしくないかも知れませんが、ダムの巨大さを身をもって知るためにぜひチャレンジしましょう。
前回も書きましたが堤高は109mです(実際登る高さはもっと少ないですが)。
 
自分の脚で登って見る天端からの景色はまたいいもんですよ。
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天端の中央から。奥に大井川鐵道井川線の車両が見えます。
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余談ですが、下流の大井川ダム近くのアプトいちしろ駅と長島ダム駅の区間に、日本の鉄道路線として最大勾配の場所があります。
 
90パーミル(1000m進むと90m上る)という急勾配で、普通の車輪では滑って進めないため、通常のレールの真ん中にもう一つ凸凹のレールをつけてそれに歯車をかみ合わせる「アプト式」呼ばれる方法を使っています。
この方式を使う鉄道は日本でここだけ。
 
まぁアプト式を採用することになったのは、長島ダムの建設により急勾配の経路に変更せざるを得なかったためということで、あながちダムと無関係でもないですね。
長い余談終わり。
 
ちなみに上の撮影場所は下が透けて見えるようになっています。
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上流の接岨湖(せっそこ)の眺め。
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撮影した9月頃を含めた夏の間は大雨に備えて水位を下げているとのこと。
他の大井川水系のダムは発電目的のため基本的にこのような変動はない。
 
上流側の堤体。
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管理施設に展示してある、ゲートを操作できる模型。ダムマニアの夢だ。
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最後に周辺地図。
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この他「地域に開かれたダム」に指定されているだけあって、事前予約の上ではありますが平日と月一回の日曜日にダム内部の見学ができるというサービスっぷり。