■ 秋が来るとき (2024) | ぽんしゅう座

ぽんしゅう座

映画の感想など徒然に

自然豊かなパリ郊外で静かに余生を暮らす老母(エレーヌ・ヴァンサン)をとことん疎む娘(ジョジアーヌ・バラスコ)。二人の過去の確執が引き起こす顛末が、フランソワーズ・オゾンの“語り過ぎない”絶妙な語りで描かれ、母娘を含めて六人の登場人物に過不足なく収斂していくサスペンスが見事。

犯さざるを得なかった過ちと、赦すことが叶わない業(ごう)の物語。

(2025年11月4日/下高井戸シネマ)

★★★★