⭐︎2023年10月に不貞発覚

⭐︎家族構成

被告人(夫)アラフォー

私アラフォー

子供2人(小学生と保育園)


※夫と呼ぶに値しないので、このブログ内では被告人と呼ぶこととするW

(特に裁判はしていません)


つづき。

19時に帰ってくるかと思ったら、18時

過ぎにはリビングに鎮座している被告人。

気まずいではないか。

私は、溜まった洗濯物をしまったり、子供

の散らかしっぱなしのものを片付けたり、

「家事タスクがあるんですオーラ」を出し

ながら無駄に黙々と動いた。


そして19時。いよいよ夕食である。

2人して食卓の席についた。

どうしよう、どう振る舞うか不安...


私は、作るだけは作ってあげたんだから、

3分くらい形ばかり一緒に食べた感じにし

たら席を立って、あとは寝室に篭ってしま

おうと、それ用に本まで買ってきていた。

すると。


被告人

「...俺の顔も見たくない状況だろうに、

夕飯を一緒に食べてくれて感謝

してます。本当にありがとう」

じっと目を見つめ神妙な顔で言う被告人。


私「はい。」

顔を直視するのがキツすぎて、ご飯を見

ながら答える私。しかし、一緒にご飯が

デフォルトと思われるのは困る不安


「そうだね...。まあ、このあとどれだけ

同じように過ごせるかは、ちょっと

わからないというか、できるか微妙

なんだけども...」


被告人

「正直、もう面と向かって話すことは

させてもらえないかもしれないと

思ってたから、ほんとに感謝です...」


私「はい...」


被告人

「あのあと1人で色々考えてて。

離婚届とか、離婚協議書とか、しっかり

作ってきてあったね。きっと、1人で

抱えながらここまで相当な覚悟で準備

してきたんだろうなと思うと、そんな

つらい経験をさせてしまって本当に

申し訳ないことしたと思って...」


泣き始める被告人。私、無言。


被告人

「こんな俺が、離婚したくないなんて

ワガママ、言える資格ないよな。

そんな立場にないよなって思った。」


私「え、そうなの。ありがとう。」


うそでしょ。

昼間の別行動の8時間のうちに、勝手に

自己完結してくれてる...のか?


なんとなくわかったような。

いまの被告人は、高圧的とか理詰めで

攻めるとかの北風政策は逆効果のようだ。

逆に、下から目一杯持ち上げて、「感謝

してる、よくやってくれてた、でももう

無理なの」と優しく素直に話す太陽政策が

向きまくっているのではないか。


そうと決まればこちらもガンガン向こうの

承認欲求を満たすまでだひらめき


被告人

「一時期むしゃくしゃしてた時、

八つ当たりしちゃってさ、〜〜〜」


「確かにあの時話しかけづらかった。

でも実際、ほんとによくサポートして

くれてるのがわかってたから、全部理解

してたよ。」


被告人

「俺たち夫婦ってさ、うまくいってる

方だったかな。たとえばさ、〜〜〜」


さあ?うまくいってないでしょ。外で

見境いなく腰振りまくってたんだから。


「もちろん仲良かったと思うよ、私は。

被告人くんと結婚して本当によかったと

ずっと思ってたし。」


被告人

「俺、こんなこと自分でいうのおかしい

んだけど、結構一生懸命尽くしてきたと

言うか、家長としてやってきたっていうか

さ。とにかくいい家庭を作り上げてきたと

思ってるんだよね。」


もう、この発言どこから突っ込もうか無気力


「それはもうもちろんだよー!!〜〜〜」


こんなこと言う私もヤダ爆笑

ここから被告人劇場が開幕。

ゾーンに入っているのか、30分くらい

熱く喋ってる。


これは修行なのだ。

一つの交渉実務なのだ。

私は、直前に読んでいた交渉の心理学の本

の要点を思い出し、ひたすらそれに意識

を向けたネガティブ