先日実家に帰る道すがら、Amazonプライムで映画『国宝』を鑑賞しました。

わたし、歌舞伎が好きで学生の頃はよく東銀座の歌舞伎座に足を運んでいたのです。役者さんにこだわりはなくて、好きな演目があるとき。あとは日程が合えば観に行っていました。

今は愛知に住んでいますから、年に一回御園座に行くくらいです。昨年はたしか夏頃に元禄忠臣蔵があり、年末に天守物語があったので歌舞伎座にも参りました。


『国宝』は大ヒット映画とのことで、しかも歌舞伎役者がテーマですし、観た方がいいのかしらとは思っていました。

ですが歌舞伎ではないですし、長いし、ひとりで観るのもなんだか面倒で…ちょうど実家に帰る特急電車が2時間かかるのでこの機会に観ることにしました。


映画は3時間ちょっとあったのかな?長いですがひとつひとつの場面が短いのでダイジェストを観ているようで退屈しませんでした。

緩急があるようでそんなにない王道の邦画という風情で、ながらく邦画を観ていなかったわたしでも安心して臨めました。

主演お二人の顔の区別がつかないという事前情報もあり心配していましたが、そこも問題なく。というか顔の区別がついていなくてもストーリーを理解するのには支障ないように思いました。


人間国宝に登り詰めた彼の方は人生で色々犠牲にしてきて、人をたくさん傷つけたりとか悪魔と契約して云々とかありましたけど、多かれ少なかれ犠牲や周りの人との確執はつきものかと思います。歌舞伎役者でなくとも。生まれや子供の頃の環境については気の毒ですが。不倫とか内縁の妻との間に子供が…とかはありがちですけど、出自を大々的にスクープされていて、それでも人間国宝って選ばれるのですかね?

あと渡辺謙演じる白虎が舞台で倒れたときに息子の名前を呼んでいたことに後々国宝になる子がショックを受けている様子がありましたが、歌舞伎云々関係なく親ですからねえ。仕方ありませんよ。しかも長らく会えていませんし。

俊ぼんのほうは大変だったのによくあそこまでやったなあと思いました。調子に乗ってるボンボンみたいな描写もありましたけど、基本的に性格は良さそうですし、なんだかんだお稽古もちゃんとしてましたし。

俊ぼんにせよ渡辺謙にせよ、糖尿病の描写が辛くて…少しでも健康診断で異常があったら気をつけなくてはいけないと強く思いました。