島根県仁多郡奥出雲町
中国山地の山中にありるJR西日本木次線
JR西日本で唯一の二段スイッチバックのある駅です。
「延命水」という名水がある駅としても有名で、広島から島根に抜ける主要道路沿いに面していて近くに鬼の舌震と呼ばれる景勝地などもあり、それなりに無人の駅舎に人の出入りはあります。
でも、そのほとんどは車でやってきている人で、この駅を純粋に利用するお客さんは平均で1日に一人だそうです。
駅にも水汲み場はあり、私もかつて、この駅を汽車で訪れた時に、停車時間に水を飲んだことがあります。
今回は、駅から道を挟んだところの崖下にある水汲み場の方を利用しました。
もちろん水質は同じです。
亡き両親は、退職後、まだまだ元気だった頃、150km以上離れているこの水をわざわざ汲みに行き、家に持ち帰りコーヒーを入れていました。
そんなことを生前、嬉しそうに話していたことをふと思い出し、ペットボトルに水を入れて持ち帰り実家の仏壇にこの水で作ったコーヒーをお供えしました。