昨日の話。
ぶら散歩が頓挫して、リビングでゴロゴロしていたら本棚にこいつがあるのを見つけた。
ほぉ~。最終章ですか。
これ、長かったよね。
僕が単身赴任してるころからやってた。
僕が東京に転勤する前、神戸の支店にいた頃は漫画本が大量に回ってきてましてね。
ビッグコミックのオリジナルとかスピリッツとか、モーニングとかね。
で、終着駅が僕だったんですよ。
次に回さなくてよかったから気楽に読んでましたわ。
東京に行ってからも社内便で送ってもらってましてね。
その頃にこの連載が始まったように思う。
スピリッツでね。
 
ちょうど上のが中受をしてた時期でしてね。
話的にも実によくわかるし、めちゃくちゃ面白かった。
 
ところがね、途中から「もう送るのめんどくせーから、おめー自分で買えよ~。」ってなりましてね。
タダだから読んでましたけど金払ってまで読もうとは思わなくて。
そこで僕の中の二月の勝者は途切れた・・・。
 
そしたらその数年後にドラマ化されましてね。
「おぉ~!」と楽しみにしてたけど、それと同時に連載も続いてることも知って「まだやってるのね。」と思ったりもした。
 

 

ドラマが終わって、ネットの記事で作者の人との対談か何かを読みましてね。

原作の方は結構えぐい終わり方をさせるみたいなことを書いていたので「うむ、そういうのもリアリティがあってよい。けど投げっぱなしジャーマンみたいな終わり方じゃなくてうまい具合にまとめるんだろうな」って思ってた。

 

で、読んでみた。

不合格の時の絶望感と、合格した時の喜び銀河系まで爆上がりのあの気持ちがフラッシュバックしましてね。

あと合格した時の言葉で説明できんけど涙が出るやつも。(あ、うち2人経験してるんで)

読んでてぐっと来ましたわ。

 

子供たちのむき出しの感情表現も読み手の心に突き刺さる。

進路がなかなか決まらず、試験の日程が後ろになっていく時の描写のリアリティさなんかは読んでて苦しくなる。

こりゃ中受経験者をひきつけるよな。

 

ちょっとネタバレをかすめるけど、「あ~お約束のハッピーエンドじゃなくて、波乱も起こしてる。けど絶望しか残らん終わり方じゃなくてちゃんと進路は用意してさすが」と思った。

で、黒木先生の「勝負は『2月5日』までわかりません」を読んだ時には「あ~そういうことね」って思った。

各校の合格発表が出そろってからの入学辞退者が出ることに伴う繰り越し合格。

「あ~誰か合格するんだろうな」とは思った。

けど「その手があったか~」って思いましたよ。

島津君ね。

「開成を辞退する奴なんかおらんやろ」って思ってたけど、そんな感じなのね。

 

て、最後のページ「おぉ~こういう終わり方か。尖ってんな~。」と思ったらまだ最終回じゃなかった。

帯に「最終章」って書いてあるから最終巻かと思ったよ。

続きの20巻があるんですって。

 

もう出てるのかな?

家のどこかにあるんだろうか???

探してみよう。