我が家はみんな帰って来る時間がバラバラなので晩飯は各自帰って来しだい食べるスタイル。


基本的には嫁がお皿に盛ってくれているが、ご飯や汁物、カレーや丼物などは各自でよそうスタイルである。


で、昨日のこと。

帰宅し「さぁ飯だ。いただきマンモス〜!」と炊飯器を開けるとやたらとご飯が余っている。

「おや?」と思い周囲を見渡すと僕の分以外にもう一つおかずか盛られたお皿があった。

「おぉ〜そういうことか。」


上のの分である。

上の、文化祭の準備で昨日は夜10時過ぎに帰ってきた。


こやつ、入学当初から文化祭に命をかけており、入学以来ずっと実行委員も努めてきた。

文化祭のためなら余裕で塾を数週間休む奴である。

その情熱の何割かでもお勉強に傾けていたらずいぶん状況は変わっていたのかもしれない。

が、そんなものは親が勝手に思ってるだけで本人的には知ったことではないだろう。

ただ僕的にも部活にしろ文化祭にしろ今しかできないものに一生懸命取り組むことについては非常に良いことだと思うのでそれはそれでありだと思っている。


で、話を戻す。

我が家の晩飯は非常に早く、僕が七時過ぎに帰ってきてももうみんな食い終わっている。


故にお釜やお鍋に残っているものは全部僕のもの。

で、性格上中途半端に残すのは気持ちが悪いので、全部すっからかんにする。

そう、日々相撲道に精進しているのである。


だが昨日に限ってはあとから食うやつがいる。

中学生や高校生の男子というのはそれはもう食欲お化けで、実写版はらぺこあおむしである。


「これ、オレが食い過ぎたら絶対文句言ってくるパターンだな」

そう思うとしゃもじやおたまを持つ手が遠慮しちゃって、結果いつもの8割くらいで収まってしまった。


ペロッと平らげ満腹感は可もなく不可もなく。

これを世間では腹八分目と呼ぶのであろう。

いつもは全力投球で「あ〜食った食った」、寝言はいつも「むにゃむにゃ、もう食べられないよぉ〜」である。


こういうのを毎日繰り返し、プラスで歩く男をしていたら一定のところまでは痩せるんだろうな。


早帰りダイエット。

気持ちに制限がかかると抑えが効くもんですな。