津山に到着し津山線の列車に乗り込む。

 

座席を確保し車内を探検。

 

おぉ~なんじゃこりゃ。

こりゃ酒でも飲みながら行くにはもってこいだな。

でも背もたれがないので僕は普通のボックス席に陣取る。そっちの方が寝るときに寝やすい。

機関庫方面を眺める。

おぉ~あのキハ120形、あの色って山陰本線の色だと思うんだがここまでここにもいるのね。

ここだけ見たら「国鉄?」って思うよね。

こっちにもキハ47。

昔はこれもキハ40系だったんだろうね。

今や閑散区間の象徴である。

高校時代、同じ部活で福塩線の沿線から来てるやつがいて

「福塩線にめっちゃきれいな汽車が走ってる。」(気動車なので「電車」とは言わない)

「あんなかっこいいのが福塩線なんか走っていいんだろうか?」

なんて言ってたけど僕はこの車両があまり好きじゃないんだよなぁ。

北海道のキハ54形もあまり好きじゃなかったけど今は普通に受け入れられるようになった。

いつか時間が解決してくれるのかな。

出発間際、再度機関庫に目を移す。

今これだけキハ40系が集まるのって新山口と岡山の総合車両所とここくらいじゃないかな。

さ、乗り込みますか。

逆光だけど旅のお供にえびすとえいひれ。

 

心地よいディーゼルのエンジン音を聞きながらえいひれでおビールを頂く。

昼間から幸せなことである。

 

亀甲。今日は運転席にかぶりつくこともなく穏やかな気持ちでビールを飲みそして車窓を楽しむ。

これもね、自分の座席で座ったままカメラを上にあげて撮影。

 

その後少し居眠り。がつがつしない心穏やかな贅沢な時間である。

そして列車は岡山へ。

もうちょっと長い時間乗っていたいんだけどね。本州だと気動車の旅ってこんなもん。長く乗りたいならやっぱ山陰線かね。

で、岡山の列車の案内板。

何回見ても迫力があるねぇ。

おぉ~府中行き。ここから福塩線に乗り入れる列車があるのね。

いいねぇ。こういうのワクワクする。

来た来た。

福塩線は思い出のある路線でね。友人ナオトはその沿線の大学に行ってたので何度も福塩線に乗って遊びに行った。

家が万能倉駅の真ん前でね。部屋から電車の見えるうらやましい環境だった。

 

府中行きの列車が出ていくと

こんなかんじで両方のライトを点灯させた列車がやってきた。

こいつが方向転換をして

僕が待つ糸崎行きとなる。

その間に鳥取行きのスーパーいなばがの回送列車が入線。

昔は津山線から因美線を経由する急行砂丘が岡山と鳥取を結ぶ優等列車だったけど、智頭急行ができてからはそちらを経由するスーパーいなばが誕生。優等列車はそちらに移ってしまった。そして因美線は廃れてしまった。まぁ智頭急行を経由してまた因美線に入るんですけどね。でも急行の通らなくなった因美線の津山ー智頭間は超閑散区間となってしまった。

津山まではしばらく急行つやまが走っていたんだけどキハ48形を使用するなどかなり不評。誕生から12年で快速ことぶきに格下げとなってしまった。

そうこうしているうちに我が糸崎行きがやってきた。

岡山も四国方面の列車を除けば国鉄型車両が大活躍している最後の楽園。前は広島もそうだったけど227系が投入され電化区間からは115系、113系、105系が淘汰された。山口と岡山が最後の砦だな。でもそう長くはないみたい。近々227系が投入されるようだ。

糸崎行きに乗り込み西へ西へと走る。

 

糸崎で本日最後の列車、岩国行きに乗り換えて

弟君が待つ新白島へ。

広島地区ではおなじみの岩国行き。米軍基地や錦帯橋のある街です。

列車が出発するも乗らない人がいる。

何で乗らないの???

あ~そうか。可部線を待つ人もいるんだな。

 

というわけで広島へ帰省した。  続く