出演者 天海祐希 松山ケンイチ 早乙女太一



松山ケンイチと早乙女太一が共演するなんてそんな夢みたいな事あっていいんだろうか?

と思って行ってきた東京千秋楽。


とてもわかり易い芝居で素人の自分でも十分理解できたし楽しめた。




●松山ケンイチについて

よかったです。

この役はケンイチくんの個性とは真逆の役で難しかったと思うけれど、そつがないというか
初めての新感線の舞台の異質なセリフ回しや舞台でのありかたも初めてとは思えないほど吸収し、主役を立て、全体の中のピースの役割をきちんと果たしていました。

他の役と比較して目立たないという方がいらっしゃるかもしれませんが、いいんです。
今回は2番手なのですから。

自身が持つ素材、まっすぐなピュアさというのが後半にいけばいくほど伝わってきて
どんな滑稽なストーリーでも説得力を持たせてしまう松山ケンイチという人はやっぱり
すごいな~と。


ただ、色白で肌がきれいなところは黒いドーランで塗りつぶされメイクが濃くて勿体ないし、天海さんが美しいとはいえ歳の離れた感が否めなくて、蒼真に対する愛よりも、馬に対する愛の交流のに感動してしまったのが残念である。

殺陣については太一君の前では軽さと華やかさには適いませんが、映画畑の意地というかリアリティにこだわった芝居(刀が刺さる時の重さ、斬った後の血をぬぐう刀の一振りなど)を忘れていないところがケンイチくんらしいなとうれしくなりました。


そして立ち姿がスラっとしていてスタイルがいいのが舞台映えします!


瞳の美しさや細かい表情が舞台だと見れないので、やっぱりケンイチくんは映像の世界で生きていってほしいなと思わずにいられませんでした。

器用な俳優さんになる必要などないのです。





●早乙女太一について
2年前よりセリフ回しが格段に上手くなっています。
殺陣の美しさは本当に圧巻で、この人以上にできる若手はいないと断言できます。

舞台で自分がどうすれば輝くのか、熟知している方なので、肉体がピークの今のうちに
いい作品に出てほしいなと思います。

できれば近いうちに 大野智さんとの共演を熱望します。
きっとすごい殺陣になると思う。













赤坂シアター。松山ケンイチ。



内容全然把握せずに行ってみたら・・。

泣いてしまったよ最後。

こういう無垢な役はいつぶりだろう。

ウルミラ?陽人?

ビジュアルはシンだったけど(笑)

なんか、すごいなー。

身体能力高いのはわかってたけど。

こんな初舞台で動けるもの?

いや、普通は無理でしょー。

もっと”できてない”のかと思ってた。

でも”できてた”。

運動神経いいんだよねー。カンもいいし。

早口のマシンガンセリフも、発声も、肉体表現も、

初舞台とは思えないほど動けてた。

すごいなー。

でビジュアルなんだけど(笑)

真っ白なんだ、顔も首も、手も足も。

きゃわいい衣装着せられて茶髪のズラ被ってるからもう外国人の子供みたい。

やっぱり白さが抜きんでてる。日本人の一般的な白さじゃないの。外国人のそれ。

綺麗な顔がアップにならないのが残念。

で、一途な愛を叫ぶのさ。

得意分野というか、いいとこ全部詰め込んだみたいな内容で。

いやー良かった。

この妖精みたいな森の雰囲気とかわいい音楽とか、大好き。

松山ケンイチにピュアな役やらせたら右に出る人いない。





帝国劇場。

そろい踏みといった感じの・・。


*山田くんが若いのに頑張っている。座長さん。

*全体的に群舞のダンスがいい。ずっと見ていたい。

*セクゾン年長2人の歌唱力とハーモニーが素晴らしく、今後に大きな期待を寄せる。

*一人シェークスピア いいね~。とても良かった。
 誰よりも綺麗に踊ろう、立とうという意識は上達への近道。

*知念くん身体鍛えてるんだね。軸真っすぐ。
 
光一くんの後継ぎは山田くんなんでしょうか。
 


初めての明治座。

何かちょっとしたお祭りのような感じ?出店が。

そしてお客様の年齢層が高い。

借りてきた猫状態で観劇。


☆一部 Goemon

紀里谷監督の映画を観てたのでストーリーが入っていたためか内容は理解できた。

後半の方がいいですね。

何故か派手な殺陣よりも斬られた後のGoemonoの繊細な演技の方がいいなと思った。

ただ、客層を考えると前半のGoemonと愉快な仲間達のやりとりがとっちらかっていてテンポが

速すぎるのと、メインキャスト以外はマイクなしのため声が聞き取りにくくわかりにくい。

ねねと秀吉、信長、三成の皆さんは安定していていい感じ。

茶々の中途半端なバレエとセリフに感情がこもってないのが残念だった。




☆舞踊

観客の大半はこれを観に来ているのだなと実感。

女形を観るのはこれが初めて。

太一さんを昨年の髑髏城の7人の舞台で初めて観て、その殺陣の華麗さに魅かれて

今回の舞台を観に行ったのだが、女型の踊りは実は期待していなかった。

世間がちやほやしていたのはビジュアルのせいでしょ?って。

いや、凄い。

凄いとしか言えない。

踊りというのは肉体だけでなく表現力(気持ちの)がとても重要なのだ。

勿論好みというのは人それぞれだけれど、私は彼の踊りがとても好きだ。

特徴的なのは膝のクッションが凄くよくて柔らかい。

そして腕、手、指先がしなやかで繊細で綺麗。

セリフがないのに気持ちが伝わってくる。

一部であれだけの演者がしゃべったり叫んだりしていても入り込めなかったが、

この世のものとは思えない美しい人(ビジュアルは大事である)がたった一振り無言で

腕を振り上げ、それをかざすだけで、何とまぁ美しく儚いのであろう。

うつむいて哀しそうなしぐさをすると胸がきゅーっとするのである。

花道をするすると舞進む時顔を真近で観た時の衝撃。

綺麗・・・。(繰り返すがビジュアルは大事である)

きりっとした目元にシュッとした顎で日本髪が似合いすぎる。

しっとりというか妖しい、まるで人間ではないような。

観音様のような神々しさで思わず手を合わせたくなる。

小道具の扇や傘など操る技術も高いのだろうが、あらゆる女性ダンサーが悔しがるであろう

その筋力、腕力、体力。

女性の顔に男性の身体。ある意味理想形なのかもしれない。

フィナーレの花魁姿は貫録があり、観客はまるで吉原に花魁道中を見学に来ている人達のよう。

幕が下りて周りを見渡すと、皆さん満足げで寿命が延びたような感じである。


女形を好まれるというのは20歳の男性の心中は複雑な時期なのかもしれないが、

若い綺麗な時期だからこそ、人々が望む事をやり遂げて頂きたいと心から思う。

これは誰にでもできる事ではないのだから。

素敵でした。
主演:堂本光一



最初のフライングから落ちそうになるところで本当にびっくりした・・。

そして私しか驚いてなかったので周りの皆さんは全員リピーターなのか・。

ほぼ出ずっぱりで歌、ダンス、芝居、フライング、階段落ち、太鼓、フライング、さらにフライングと

本当に驚きの連続で、その気迫と体力と継続してきたモチベーションに拍手を送りたい。

できれば脇を芝居のもっとできる人達で観てみたいような。