眺めのいい部屋 | ぽんこからのエアメール

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愛媛から出てきてはや○年!
京阪神を中心に、日々の出来事をつづっていたら2011年春に
〝花のお江戸〟にお引越し。
しかーし!2012年3月にふたたび阪神間に舞い戻ってまいりました。
Ponkoの目を通した日常を、どうぞお楽しみくださいませ☆

恋愛モノかぁ

フィレンツェの観光映画かなぁ

以前友人からもらった絵葉書が、この映画のラストシーンだったこともあり。

観にいってみた。「眺めのいい部屋」。



冒頭からプッチーニのオペラ「ジャンニ・スキッキ(Gianni Schicchi)」で有名な「わたしのお父さん(O mio babbino caro)」のアリアが流れる。映画ではキリ・テ・カナワが歌う有名な歌だが、“この愛が実らなかったら、ヴェッキオ橋(Ponte vecchio)から身を投げちゃう!”というなかなか情熱的というか、命がいくつあっても足りひんで?という歌詞だが。

その歌詞のように、表向きは従順な、でも心のうちは情熱的な女性と男性との恋愛物語。

愛すべき家族、隣人に囲まれながら「19世紀にはイギリス人が、20世紀に入ってからはドイツ人がこよなく愛した」というトスカーナの地でほとばしった情熱は、イギリスで再燃する。

トスカーナのレモン畑や麦畑、いい年した男性3人の森の湖(池?)での真っ裸で大暴れの水浴シーン(これでR15指定なのか?!)等、チョー気持ち良さげなシーンがたくさん。
そうね、多少ストーリー展開が強引かな?的なところはあるものの、とってもリラックスして観てられるし、なかなか愉快で。Ponkoなどはフィレンツェにいったことがあるから更に楽しめたネ。

小説『ハンニバル』で宮殿前、「ロッジャに並ぶ強姦と殺戮の大理石像」が並ぶシニョーリア広場では、地元フィレンツェの男達のケンカと、まさに殺戮の場面に出くわした主人公の女性が気を失ったり。

アルノ川とフィレンツェ市街を眺める事の出来るペンションは、以前Ponkoが宿泊した「ヴィヴァホテル・ピッティ・パレス」からの景色とそっくり!あぁあのホテルは良かったなぁ~と10年くらい前に泊まったホテルを思い出す♪

ちなみに主人公の叔母だったか?“この女優さんぜーったい見たことある!!”と思ったら、『天使にラヴソングを』やハリー・ポッターシリーズにも出ているマギー・スミスさん。

もひとつちなみに。ヴェッキオ橋の上は金細工を中心としたアクセサリーを扱うお店が軒を連ねる。そこで購入したPonkoのピアス♪

$ぽんこからのエアメール-ベッキオ橋のピアス


※「午前十時の映画祭」より