アマルフィの朝は少し雲が出ていたが、それがかえって広い空を実感させる
朝食も美味しい レモンも大きい
アマルフィの町を、少しお散歩しましょう
メインストリートから一歩路地に入ると、そこはアマルフィ住人のエリア。
“こっち行ったらどうなる?”“あ、行き止まり!”と、とにかく階段を登り登り、ひたすら登り・・
これ、住人のみなさんは大変です
おおー見晴らしの良い場所に出ました!大聖堂の裏手にあたりますな。
アマルフィは、街並みが少し色合い的に地味ですが、それが返って落ち着きを感じさせます。
今度は階段をくだりくだり・・・うまいこと大聖堂の真下の下りてきちゃったので、
前回もご紹介したアマルフィの町の守護神、聖アンドレア。
聖書によると、彼はガリラヤ出身で、兄のシモン(後のペテロ)と漁師で生計を立ててました。
ある日キリストにスカウトされ、弟子になりました(←ちょいと乱暴ですか?)
キリストの最初の弟子の一人で、福音書でも最初の4人の弟子に必ず入ってくる
ケッコー重要な人物です。
X型の十字架に架けられたのも、イエス・キリストと同じ形は恐れ多いと言ったとか言わないとか。
こうした背景があるので、彼の左手には「魚」です。
このアマルフィが、かつて海洋王国として栄えた証拠が、ここにあるっていう感じ。
いったん聖堂を出て、聖堂の北側にある「天国の回廊(chiosutro del Paradiso)」へ。
5ユーロです。
☆丁度5€がなかったので、10€札を出した直後、日本語パンフはあるかとよそ見してたの。
そしたら相手が「お金は?」って・・・あんたワタシが10€出したから今5€の釣りをくれたんちゃうの?
入場料を探し、再度要求する相手。はぁ?と突っ立ってるワタシに、「まぁいい、入れ」となったけど。
言葉で正々堂々抗議したかったんだけどなぁ。ったく油断も隙もありゃしねえ。気をつけてネ
天国の回廊。1268年に作られたものだとか。
ところどころ、当時のフレスコ画が残っている。
Ponkoは回廊好きだが・・・正直、あまり魅力的に思わなかった
しかし、だからと言ってここに入らない方が、とは言わない。
なぜならこの大聖堂の「宝物庫」と、聖アンドレアが納骨されている「地下聖堂」に
入ることも出来るから大聖堂と同じく、いやそれ以上に豪華絢爛
ギリシャのバトラスで十字架にかけられた聖アンドレア。
この6枚組の絵は、彼の遺骸を運んだ様子を描写しているのか・・・?
大聖堂の表の壁にはこれしかなかったので、想像するしかないのだけど。
さて!改めて明るい陽の光の下でのアマルフィの町。
町の入口、マリーナ門にある、海洋地図。
そしてマリーナ門に向って左手の建物、3階のテラスのいちばん向こうが
昨晩Ponkoらが泊まったホテルの部屋です
西洋で初めて羅針盤を開発して、航海術を大幅に進歩させた立役者。手元には羅針盤
(彼の出身は、隣町のポジターノです)
近くのタバッキでバス乗り放題1日券(7.20€)を買い、バス停でソレント行きバスを待ちます。
アマルフィから少し西にいったところにある、「エメラルドの洞窟」に行くためです。
(実はバス停は2箇所あり、ホントはここじゃなく、向こう側のバス乗り場でしたが)
海岸には、海水浴を楽しむバカンス客がたくさんです
道路には「対向車線」なんてありません。
特に目立つガードレールもない、崖にへばりつくようにクネクネ伸びる道路を
実にスピード感のある運転でドンドン走ってゆきます。
対向車との間隔も、相変わらずギリッギリで進んでゆきます。
バスの運転手はもとより、一般ドライバーも・・・なんていうか「イタリアンドライバー」としか・・。
フツーの日本人が、イタリアに来てすぐ、特にアマルフィ海岸の道路の運転は難しいと思われ。
とちゅう、映画『アマルフィ 女神の報酬』で使われたアマルフィのホテルがある!と
連れが必死になって写真を撮ってました。なるほど、エントランスに見覚えが!
・・・この時、初めて連れが「実は昔、織田裕二のファンだった」と告白したのでした
しかし、映画では広々して見えたホテルの玄関前の広場。
フツーに車がつけられるスペースがあるものの、ちーっとも広場じゃなく
前にはアマルフィ海岸の狭い道路があるだけ。
きっと撮影当時は、この道路を封鎖して行ったとおもわれ。でないと絶対ムリだ。
予想はしてたが、日本と違い、いちいち「次はどこどこ」なんてアナウンス皆無。
「アマルフィからバスで約25分」と事前に調べてたので、うまく降りられました。
よかったここだここだ。「GROTTA DELLO SMERALDO」とある。
はぁー綺麗な海この下に、洞窟があるの??
ほぅら。一気に降りた。
Ponkoらはバスで来ましたが、アマルフィからは船もあり15分程で来られます。
おそらくその船が、ここに到着します。
左手に洞窟の入口が、口をあけてます。 中に入ります。
中は、見事な鍾乳石の広々した洞窟。
この中に、外から海水が流れ込んでいて、まるで池のよう。
ボートでこの「池」をゆーっくり一周してくれるんです。
下部の穴から、外からの陽光が入ってきて、エメラルド色に染めます。
Ponkoのへなちょこカメラだと、非常に難しく、これが限界
またここは、天使の彫像や柱のカケラが水底に沈んでおり、見ることができます。
撮りましたが、どうみても「ヘタな心霊写真」になったので、掲載不可です
「青の洞窟」と比較できないのでなんともいえないのですが、
連れは“青い部分が少ない!”とケッコー不満そうで、「世界四大がっかり」やと申してました。
(世界三大がっがりとは「デンマークの人魚姫」、「シンガポールのマーライオン」、
「ベルギーの小便小僧」のこと。これらと同列だそう・笑)
Ponkoは、きれいだなぁーと思った・・・ぐらいですネ
一度、アマルフィに戻ります。
バスを待つ間、近くのみやげ物屋の店先にて。
ラヴェッロの町へゆきます!
続きはまた・・・
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