パリに集った芸術家たち・ワイズマン&マイケルコレクションを中心に。
大好きな時代の展覧会。副題にあるコレクターさんたちの絵画以外の工芸品も服も素敵なコレクションは、作品数がとても多い、見応え有る展覧会となっていました。
街と人々、総合芸術、エンターテインメント、女性活躍、と4つの章から構成されています。
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「街と人々」は絵画は勿論、ドレス、子ども服、マイセンの陶器などが並び、特にバッスルスタイルのアフタヌードレスは黒のベルベットに金のレースが美しくていつまででも観ていたかった。
「総合芸術」の章では影絵の投影があって全部観たかったのですが20分くらいの長さだったため、部分的に。それでも当時のカフェ「シャノアール」の雰囲気を味わうことが出来ました。ガレやドーム兄弟のガラス器も素敵。
この章の最後にあったマルセル・プルースト「失われたれた時を求めて」自筆書き込み校正刷には息を呑みました。当時発行されたマラルメ、ヴェルレーヌ、ポールヴァレリーの詩集もありました。
「エンターテインメント」ではルオーの道化師やサーカスの絵、「女性活躍」の章のミュシャのサラ・ベルナールのポスター。ベル・エポックの象徴のような作品が続きました。
そしてパネル展示ながら直筆原稿に目が釘付けになった、マリー・キュリー「実験室ノート」。彼女の几帳面な直筆は初めて観て、なんだか感動しました。
盛りだくさんのとても楽しい展覧会でした。
12月15日まで。