☆2024年6月1日(土)ソワレ シアタークリエ

 

 主人公がバレエダンサー(三浦宏規)。これはもう行くしかない。そして期待通りの美しいバレエを観ることができました。

 

 お話は、仕事を定年退職した70歳の男性(川平慈英)が、バレエを習いたいと強く願い、周囲に反対されながらも、とあるバレエスタジオの若者(三浦)のマネージャーをしながら踊りを教わることになる、というもの。

 

 老人はなぜバレエをこんなに習いたかったのか?そして彼はとある“秘密”を抱えていたが、明らかになっても、バレエを諦めようとはしない。

 最初は煙たがっていた若者も、徐々に老人がかけがえのない存在になっていく。

 

 まだ上演中なため、あらすじははっきりと書かないでおきますが、私の年代に刺さりまくりました。

 「この年になると何ができるかではなく、何ができなくなっていくかが心配」というセリフなど、身につまされました。

 

 実年齢より老いた役の川平さんでしたが、しみじみとしたいい味でした。

 なんといっても三浦さん、さすがのバレエは瞬きも惜しんで見続けました。

 

 周囲の若い人たちもみんな、号泣に近くて…感動作でした。

 

 「ナビレラ」とは、韓国の言葉で「蝶のように」、という意味だそうです。