☆2024年4月4日(木)ソワレ シアター1010

 

 毎年上演されている作品ですが、キャストが違うこともあり、ほぼ毎回足を運んでいる作品。

 

 主演・キミ(清水彩花)、上原婦長(沼尾みゆき)、檜山上等兵(神田恭兵)、滝軍曹(阿部よしつぐ)…主要キャストは安定した歌声。

 

 「小鳥の歌」ソロの長谷川夢華さんをはじめ、女学生役のみなさんはほぼ初見。

 農民や兵士などの男性のアンサンブルさんを含め、総勢50名ほどのキャストがいました。

 

 「女学校の校歌」、「生きている」、そして「小鳥の歌」、美しい旋律に涙を禁じ得ませんでした。

 

 こんなことが本当にあったのか、と思うくらいの過酷な沖縄戦。

 出演キャストたちの友人と思しき若い人もたくさん観に来ていましたが、戦争の悲惨さが伝わってくれたらいいと思っています。

 

 この作品を初めて観たのは12年前。キミ役は神田沙也加さんでした。

 ラスト近く、失われた命が光る蛍となって漂うシーンでは彼女を思い出して更に涙することとなってしまいます。

 上原婦長役も毎回素晴らしい女優さんがキャスティングされていて、それで足を運ぶ動機となっています。今回の沼尾さんもとっても良かった。

 

 嘗てキミ役を演じた本田美奈子さんの歌唱「生きている」の動画も素晴らしいので、是非聴いてみてください。