大好きな「お雛様を巡る今年の旅」の掉尾は、絢爛豪華な徳川家のお雛様となりました。 

 

 コンサートや「御仏巡り」に赴いた名古屋ですが、ここの美術館のお雛様は4月最初まで見ることが出来て幸いでした。

 

 尾張徳川家三代(19~21代)の雛壇が飾られた展示室。実際に飾られていたものの再現、どれだけ広いお部屋だったのかと、ため息が出そうです。

(上の写真、幅は15mくらいあったでしょうか)

 

 福姫(さちひめ)様の雛道具は、梨地の蒔絵(菊折枝蒔絵雛道具)、金粉が一面にちりばめられた漆器は、他に類を見ないほどの華やかなものでした。

 

 矩姫(かねひめ)様の有職雛は初見。10対ものお雛様を所有。中には「御内証(ごないしょう)」と書かれた、木箱に入った小さなものもあって、とっても可愛かった。

 

 徳川義親コレクションとして「日本各地のひな」があり、土雛、板雛、糸雛、豆雛、ヒシ雛などは、素朴で心が和みました。

 ここのカフェでかわいいお雛様ケーキを食べて、「今年の雛めぐり」のいい結びとなりました。