☆2024年3月12日(火)ソワレ 自由劇場

 

 今回はエルサレムバージョン。砂漠のような色の斜面にゴツゴツした岩があり、その傾斜した舞台での上演。

立っているだけでも大変そうなのに、ここで踊るなんて。まずそんなことを考えてしまいます。

 名作の名曲たちなので、聞き込んでいるため、どの曲も口ずさめる作品。次の場面を期待したり、ここはどうやって歌うのかと待ち構えたりする楽しみが味わえます。

 

 特にユダのナンバー。佐久間ユダはますます熟練の域でした。神永ジーザスは相変わらず美しい。

 そして劉ヘロデ王が美人でびっくり。曲調が明るく、ほっとするナンバーですが、その美しいメイクに目が釘付けでした。

 アンロリュー・ロイド=ウエバーの流麗な旋律を激しく歌うユダ、美しいコーラスを響かせるアンサンブル、痛ましくて目を瞑ってしまう鞭打ち、そして最後は星空。

 何度観ても魅力的な作品でした。

 

 嘗て、もっと頻繁に四季作品を鑑賞していた頃は、アンサンブルさんたちも顔と名前をかなり一致させられていましたが、最近はメイクが濃いと知っている俳優さんですらちょっと判らなくなっているのが、もどかしい。