「深淵なる中国美術の世界」という副題の通り、一体どうやったの、と目を見張る細工が施された美術品の数々は、お見事というほかなかった。メインビジュアルは翡翠でできた「白菜」です。

 

 他に、「昭和の日本画と洋画」=美術館の創立者である松岡清次郎氏が晩年、日展などの公募展に足を運び、若手作家の絵を集めたそうです。

 今観ても、生き生きとした作品だなあ、という感想を持ちました。

 

 松岡美術館には常設展示もあり、ヘンリー・ムアの部屋、エジプトのミイラの木棺とか、ガンダーラの石仏、ブールデル、ジャコメッティ、マンズーなどの近現代の名品の彫刻もあります。

 

 白金の住宅街の中にある、大きくは無いけれど中身の濃い美術館です。

 

 先述の2つ(庭園美術館・港区立郷土歴史館)とここ、「目黒を巡ろう」と朝から張り切って駅を降りて行こうとしたカフェ…約1年ぶりに来たから知りませんでしたが、そこは絶賛取り壊し中でした。

 東京は絶えず変わっていることを実感、まあ都内ならカフェは探せばいくらでもありましたが…。