☆2023年11月9日(木)マチネ 自由劇場

 

 もう何度観たことでしょう「夢醒め」。

 でもキャストをはじめ、毎回絶対に何か違う事が感じられるから、今回も楽しみに観に行きました。

 

 ピコ(四宮吏桜)、マコ(中村ひより)、マコの母(坂本里咲)、配達人(下村青)、ほか、キャストは写真を参照。

 主演の2人の歌の安定感、最高水準のダンス。素晴らしかった。

 

 ただ今回、1か所衝撃を受けたところがありました。子どもたち3人が、なぜ「ここ」に来た=死んでしまったのかを話す(歌う)シーン。

 「ここ」とは、亡くなった人がいったん集まる「霊界空港」。生前よい人だったら光の国(天国)に行けるのです。

 

 子どもたちは戦争や飢饉、テロで命を落としていました。

 1人目は「アジア」(ベトナム戦争)、2人目は「アフリカ」(飢餓)、3人目に「どこから来たの」「パレスチナ」。

 以前何度も見ていたはずなのに、今この地名を聞くと衝撃が走ります。いたいけな子どもたちもリアルタイムで命を落としている現実。

 この部分を過去のものとしてみていましたが、そうできない今が悲しい。

 

 「みんなが幸せになれたらいいなあ」心からそう思いました。