☆2023年4月7日(金)ソワレ シアター・アルファ東京
題名は漢字4つで、音読みでは「そういいめい」、「あいによっていのちをなす」と読みます。
●脚本・作詞・演出/刈谷和暉子、作曲・編曲・音楽監督/西出真理、振付/菊池恵衣。
若いクリエーターさんたちの意欲作でした。
ラストエンペラー溥儀の弟溥傑と(政略)結婚した日本人侯爵家の娘、嵯峨浩。
2人は日本の敗戦、満州国崩壊により離ればなれになりながらも、愛を貫いた…その“夫婦愛”を描いた作品。
キャストは嵯峨浩(沼尾みゆき)、溥傑(李涛)、溥儀(柳瀬大輔)、溥儀の妻婉楊容(浦壁多恵)ほか。
史実としての「お話」は知っていましたが、演じる李さんと沼尾さんが素晴らし過ぎました。
新作ですがオーソドックスな感じで、沼尾さんのソロがたくさん聴けて、うっとり耳を傾けました。李さんの声も懐かしく聞きいりました。
夫妻には2人の娘が居ましたが、長女は若くして亡くなり、その十代のままの姿で時折登場し、説明をしていました。
兄夫婦である、猜疑心が強い皇帝(柳瀬大輔)、皇帝と心が通わず、寂しさから阿片に蝕まれる妻婉容(浦壁多恵)が痛ましかった。悲痛な叫び、痙攣…浦壁さんは大熱演でした。
戦争さえなかったら…この時代を扱った作品を見るたびにそう思います。「
※チラシは実際の溥傑夫妻と、長女。素敵な写真です。
