「人形博物館」の近くで、10時ちょうどくらいに伺った人形工房「靖月人形」。

 御殿飾りの昭和20年代後半の雛飾りがありましたが、作家さんが在宅で、話をいっぱい聞かせていただきました。

 

 木目込み人形作家石川潤平二代目、初代、三代目、みんなお顔が微妙に違う。

 お衣装も、縮緬以外の金糸が入った厚手のものを、ふんわりとした感じを残しつつ木目込む技はさすがでした。

 

 他、この界隈の公園(設置されている石像等は、石川(佳正)さんが原型を作っている)や、町内会のお祭りの記録も見せていただき、「さいたま市の伝統工芸」についても熱く語ってくださって、とっても楽しかった。

 

 石川さんの人形は、最後に行った市内作家の展示⑰でも観ることが出来て、そこで上記の写真を撮りました。

 

 「カネコの人形」では、年配の女性との話が弾み、特価で売っていたお雛道具↑を買ってきました。

 この小さな刀、わくわくしますよね。傘も精巧な造りで、ちゃんと大きく開きます。なのにこれ全部で700円なんて、安すぎです。

 

 “もう本当は五月人形なんだけど…”、と話しながらも、お雛様や衣装人形も売られていました。

 

 お雛さまをはじめ、お人形は、観に行くのは大好きなのに、自宅にはなかなか飾れない。

 「お人形を飾れる気持ちと時間と空間のゆとり」が欲しいと思います。

 つづく。