2019年7月開館。日本を代表する建築家の生家跡に建てられています。
●谷口吉郎(1904~1979)代表作=迎賓館赤坂離宮和風別館「游心亭」・東京国立博物館東洋館・国立近代美術館(竹橋)
●谷口吉生(1937~)代表作=東京国立博物館法隆寺宝物館・鈴木大拙記念館・長野県立美術館東山魁夷館・葛西臨海水族館
この建物も谷口吉生氏の設計。外観も内部も、凜として背筋が伸びるような空気をまとっていました。
常設の迎賓館赤坂離宮の茶室「游心亭」の再現は清潔感溢れる素敵な和室。外国からの賓客用が周囲に座れるお茶室もありました。
企画展示は「木で創る」。遺跡から出てきた古い柱の木材から、木造の超高層ビルを建てることができる材料=金属との複合まで。
木材で高層ビル?という疑問は、金属との集成材の実物を見ると解けました。
映像も見応えがあって、植林のこと、木組みを学ぶ「職人大学」の実習の様子など、閉館時間いっぱいまで、多彩な展示を楽しみました。
5時に退館すると、夕暮れの金沢の町は風情があって、とても美しかった。

