1929(昭和4)年に就航した「浅間丸」は、豪華客船でした。
副題「サンフランシスコ航路をゆく」。昭和初期は日本の客船就航のピークでした。10年もしたら客船は空母に改装される時代になっていきますが…。
この船の食事のメニューに驚きます。その美しいデザインと豪華な内容。あの時代にこんなおしゃれなディナーを食べた方々って、大金持ちだったのでしょうね…。
船内の内装、家具なども写真からその壮麗さが伝わりました。
また、この船の船長・四宮源三郎さんは、名物船長として名を残していました。
彼の肖像画は和田三造、似顔絵は北沢楽天が描いていて、一緒に写真に収まっているのは早川雪洲(ハリウッドスター)など、華麗な交流関係がわかります。
これを観たのは、西洋館の世界のクリスマスの日でした。あっという間に1か月たってしまい、驚いてしまいます。