金太郎通信


2013618日(火)マチネ

 福井ジャベール以外のキャストでは、まずキムバルジャン。

 昨日も書きましたが声が独特…“硬質”というのでしょうか。

映画のヒュー・ジャックマンの声にも同じような印象を持ちました。


 銀髪になったシーンで、ほんの一瞬、

細川俊之さんを思い出しました。

目元が優しげだから?

 

 山崎マリウス。彼だけは200911年に続き3回目。

大人っぽくなって歌の繊細な表現に

磨きがかかった印象です。

 笹本エポニーヌも、本当に安心して見ていられました。

歌い方が以前より激しい気がしたのは、

新演出になったからと推察しました。

 森テナ夫人、工場でのシーン(女工役)にまず釘付け…

存在感抜群です。

リトルコゼットとのシーンでは小技が満載でした。

 磯貝コゼットも初めて。

コゼットは3回、全部違うキャストで、みなさん可愛らしかった。

 ガブローシュ…松井くんは、心憎いほど巧い。

前回の加藤くんも涙を誘われましたが、

今回も同じようにポロポロ、でした。

 アンサンブル11人も気迫十分の歌声。

特に杉山さんの声が好きです。

また彼のアンジョが観たくなりました。


 カテコはやはりオールスタンディング。

帝劇は最後に紗幕~幕が下りたらもう上がりませんが、

名残惜しさでいっぱいでした。


 こうして福井さんの2役デビューが済んで、

心からほっとしました。

 ロビーにあった「トリコロール新聞」にも

3人のバルジャンが揃った=「3バルジャン」という記事があって、

帰宅してから楽しく読みました。

※帝劇のステンドグラス=猪熊弦一郎作「律動」。