☆2013年5月30日(木)ソワレ
「アクエリアス」「レット・ザ・サンシャイン・イン」。
有名なミュージカルナンバーですが、1967年初演のこの作品は
もはや伝説のものかと思っていました。
それが本国でコンサートとして上演され、2009年トニー賞
「リバイバル作品賞」を受賞し、復活。
縁あってチケットを入手し、渋谷ヒカリエ「シアターオーブ」での
来日公演に行ってきました。
字幕付き上演とはいえ、全部を読むと舞台に集中できないと思っていたら、
とにかくノリノリ、細かいことにはあまり拘らなくても大丈夫でした。
あの時代=その真っただ中で上演されたときと、
今回のように「既に歴史になって」からでは、
きっと感じ方はかなり変わるのでしょうけれど…
この公演ではキャストのみなさんの
“豊かな声量”の歌に酔いました。
ベトナム戦争への召集令状を受け取ったクロードは、
最初こそ「焼き捨ててやる!」と仲間とともに盛り上がりますが、
やっぱりなかなか決心がつかない。
若者同士の恋愛も絡みますが、それは主流ではなく、
戦争反対!のような、社会的な熱さが先にありました。
キャストは頻繁に通路におりてあちこち走り、
カテコは観客も舞台に上って、にぎやかなフィナーレ。
座席が上手ブロックの真ん中の席で、
通路側ほどの臨場感はなかったのですが、
それでも充分楽しめました。
観てすぐにレポを書けなかったため、
福井さんの「レミゼ」で、記憶はかなり上書きされてしまい、
随分前のような気がします…。
なお、演出のダイアン・パウラスさんは、
4月に開幕した「PIPPIN」リバイバル版の
演出も手掛けているそうで、
「PIPPIN」も来日公演が無いかなあ…なんて、期待しています。
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