金太郎通信


 以前から行ってみたかった美術館ですが、ライブや展覧会を観に

せっかく二子玉川に行っても、

ひと駅乗り換えて徒歩”の時間がうまく取れませんでした。


 そして今回。娘がミュージカルを観ている間の時間を使っての、

初見学となりました。

 横山大観の富士山を描いた春夏秋冬をはじめ、

明治以降の近代の名画がたくさん。

 ここも個人コレクションの為、「飾っておきたい綺麗な絵」が多く、

安心して観ることができました。


 橋本雅邦、竹内栖鳳、川合玉堂、下村観山、上村松園、

小茂田青樹、川端龍子、奥村土牛、堂本印象、山口蓬春…

どの作品からみても、上品で美しくて。


 日本画の「絹本彩色」。初めて間近で観ましたが、

少し斜め前に立って見ると、生地の光沢が美しかった。

 中でも、安田靭彦、前田青邨、鏑木清方の3人の名前は、

小さい頃に訃報で聞いた記憶があります。

(いわさきちひろも同時期でした)


 生きていた時間が少しでも重なる…私が歳を取った証拠でしょう。

でも、大画家を惜しむ声の訃報報道は、彼らの存在の大きさを

物語っているようで、記憶に残ったのでしょう。

 安田靭彦「菊慈童」の表情を観て、どこかで観たと思ったら、

社会か資料集などでよく見る額田王(ぬかたのおおきみ)でした。


 そんな安田靭彦の絵を見に、兜町時代の「山種美術館」に行ったことも、

懐かしく思い出しました。

 上村松園の描く女性の比類なき美しさ、

下村観山の精神性を感じる人物画。

しっとりとした花鳥風月、雄々しい富士山。


美しい緑がまぶしい庭園も散策し、幸せな気分に浸りました。


 四季折々に、訪ねてみたい美術館がまた増えました。


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