一度日本での展示で観ていますが、どうしてももう一回見たかった、ユニコーンのタペストリー。

 クリュニー中世美術館の所蔵です。びじゅチューン「貴婦人でごめユニコーン」が大好き!そして今回、あのアニメと本物がかなり似ていることに気づきました。

 お目当ての「ユニコーン」以外もたくさんのタペストリーがあり、中世美術の精巧な装飾品、偉い人の衣装、豪華な聖書などもありました。

 

 モンマルトル美術館は、パリを発つ日の午前中に行った、高台の眺望の良い美術館。収蔵されているのはモンマルトルゆかりのユトリロ、ロートレック、ルノワール、そしてカフェのポスターや昔の写真もたくさんありました。

 企画展示のメインビジュアルはタマラドレンピッカ。個性的な女性画家です。これも藤田嗣治を含め盛りだくさんで、楽しく見てきました。

 以上がパリで見て来た美術館たちでした。

 明日からは「教会」のことを書いていきます。

 この2館はエッフェル塔を見学したのちに行きました。時に「ギメ美術館」は、1979年秋に京都国立博物館でここの企画展を観て以来、いつか来てみたかった場所でした。

 

●ギメ東洋美術館

 実業家エミール・ギメのコレクションから始まった美術館。企画展「まんが」が開催中でした。

 手塚治虫・水木しげるなど作家別の展示室があり、東京パックなどの風刺漫画もありました。

 

ロビーの装飾は日本の漫画雑誌が壁一面に…↓

 そして床に座り込んで模写する若い人でいっぱいの熱気あふれる「鬼滅の刃」の部屋にはおどろきました。

 

 私の関心はここでの”日本美術の扱われ方”で、木版画は川瀬巴水より伊東深水の方が点数が多く、一番多かったのが吉田博。

 陶器については展示表記は「伊万里」というカテゴリーで、解説のなかで、古伊万里、鍋島などに分けられていました。ただし解説に日本語は無く、かろうじて中国語表記で把握したのみです。

 平日だったため、小学生が団体で見学していて、「鎧」の前で先生が解説をしていました。

 

 

●建築文化財博物館

 エッフェル塔から橋を渡ったシャイヨ宮内にあります。

 実物大の建築物のパーツ=教会の石像などがいっぱい。中世の壁画から近代のコルビュジエまで展示は多岐にわたります。

(ここも博物館内)↑

 特集展示は「アールデコ博100年」。言葉は判らなくても、写真などで楽しみました。

 

 パリで訪れた美術館・博物館は8か所。今回からは2か所ずつ記していきます。

 

●オランジェリー美術館

 モネの睡蓮の壁画の部屋は、4枚×2室。4時頃の入館だったため大変ににぎわっていて、引きで観る場合はどうしても人物が被りました。

 訪れていたのは若い人が多く、絵画をバックに自撮りする方が多数でした。

 

 モネのほかには、モジリアニ、ローランサン↑、ドンゲン、スーティン、マティス、ピカソなどの作品があります。

 特にスーティン↓はこんなにたくさん纏めてみたのは初めて。

 睡蓮だけでなく、ポスト印象派の作品たちも見ごたえがありました。

 

●プティパレ美術館

 ルーブルの後、「入場無料だし」と、何気なく入りましたが、とっても素敵な建物、クールベやモローのほか、英国のロセッティ↓やウォーターハウスの作品、家具や陶器の展示もあって、楽しめました。

 パリで観たいもの、絵画は「モナリザ」が筆頭でしたが、オルセーの印象派の作品も素敵なものばかり。

 あ、これも、これも、(教科書や美術図鑑で)観たことがある!と、敢えてなにもパンフを見ずにラフに廻ってみました。

 

 日本語のパンフを入手したのは出口付近。復習という感じでしたがほぼ網羅していました。

 ゴッホ(オーベルの教会↑・自画像・医師ガッシュの像・黄色い寝室)、ルノアール(浴女・バラを付けたガブリエル,、ムーラン・ド・ラ・ギャレット↓)、モネ(日傘の女・都会のダンス)、ドガ(踊り子・彫刻14才の踊り子)、マネ(草上の昼食・オランピア、笛を吹く少年))、ミレー(落ち穂拾い・晩鐘・春)、アングル(泉)ほか、カイユボット、ベルト・モリゾ、ゴーギャン、クールベ、ヴァロットンそして彫刻フランソワ・ポンポン(しろくま)。 彫刻はロダン、マイヨール、ブールデルなども。

 撮ってきた写真を見ながら列記しても、この名作達、圧倒されます。

 

 写真はほんの一部を貼っておきます。やっぱり「白くま」くんはオルセーのシンボル的存在で、マークとして音声ガイドの数字についているほどでした。

 小学生のころ来日した、世界一有名な絵画「モナリザ」。

 あまりの混雑に両親に連れて行ってと頼めなかった。今となっては門外不出、いつかは行きたいという念願がかなっての、今回のパリ。

 

 9:30開館時刻の予約を取って、入場直後に対面した「モナリザ」。真正面,可能な限りの至近距離から撮ったのがこの写真です。もちろん肉眼でもしっかり見つめてきました。

 

 作品保護のため、暗めの照明、防弾ガラス、一番近くても作品まで5メートル以上はあったでしょうか。

 それでも「本物」に会えたという事実は感慨深いものがありました。

 

 そしてそれからは同じレオナルドの「岩窟の聖母」「聖アンナと聖母子」、ラファエロ「美しき女庭師」、ドラクロア「民衆を導く自由の女神」、ミロのビーナス、サモトラケのニケ…フェルメール、レンブラント、アングル、ラトゥール…。

 広いルーブル美術館をとにかく全部見て回ろうと、歩みを止めずに2時半ころまで見続けました。

 さすがにお腹が空いてきたので、美術館を出た広場のベンチで、露天で売っているクロックムッシュ(8€)を食べて、次の目的地へ。

 

 この日は他に、「プティパレ美術館」と「凱旋門」に行きました。

 ルーブルで動き続けて、3万歩も歩いた、パリ初日となりました。

 

 今回、パリで動けたのは3日半。美術館と教会と、寸暇を惜しんで廻ってきました。

 つづく。