はい、キャストの方への感想パートでございます。

作品への感想はこちら→
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今回は
□チーム名
 ○キャスト名
の表記で書いていこうと思います。
(毎回毎回 歩夢:〇〇 日和:〇〇ってのも、観ててイライラするでしょうし)

とは言っても、3チーム分、計6名なので、どのくらいのボリュームになることやら。


まずはダイヤチームからですね。

□ダイヤチーム
 ○水口裕太さん
まず、割とよく聞き馴染んでいた高めのトーンの声をぐっと抑えめにして芝居していたのがすごく印象的でした。
同じやり取りの繰り返しって、ともすればマンネリになりかねなさそうなところをきっちり締めながら演じていたのはすごいな、と。
日和がなぜ同じ質問を歩夢に投げかけていたのか、その答えを知った時のちょっと照れが混じった
「・・・照れるな」
でにやけが止まらなくなりました、もうそのまま爆ぜろ二人して(笑)
でも男の側から
「手を繋いでくれないか」
っていうのって、結構勇気のいること、なんじゃないですかね。
そこを日和に茶化されてからの
「頼む」
のいい方もまたなんか、いいなぁ、って思いました。
端役も含めればおそらくほぼ全部のチームに出ていらしたと思います、ステキな芝居をありがとうございました。

 ○板垣佳歩さん
もうまず何が言いたいかって、衣装!
ズルいわああいうの、そういう所からも攻めてきますか、と(笑)
間違ってたらあれかもしれないですが、OPの最後に日和が
「・・・勿忘草は・・・ううん。勿忘草と菖蒲のお話、知ってますか?」
と言っている部分があるのですが、その声もそうなのかな、と思いました。
同じ質問を投げかけなければならない辛さ、そして明確な答えを貰えない辛さ。
どちらも、待つ側(この場合は待たされてる側)からすれば、かなり淋しいものですよね。
その辺りの切ない感じがすごくよかったと思います。
「こんにちは」
と歩夢に声をかける所も、最初はさも初対面であるかのようにちょっと明るいトーンで入りながらも、
いつまでも思い出してくれないもやもやした気持ちが募り始めたときの
『この人本当に私を覚えているのかしら?』
という疑問混じりな問いかけ方といい、すごくよかったです。
後、水口さんの項でも書きましたが。
もうそのままくっついて爆ぜてしまえ二人とも(笑)
ステキな芝居を、ありがとうございました。

次はハートチームですね。

□ハートチーム
 ○小林崇也さん
最初の
「ここは・・・どこ、だ」 でぐっと引き付けられました。
どことなしかまだ地に足がついていない感がすごくよく出ていて、そこからの展開にすごく期待を持ててしまえそうでした。
後、これは多分僕だけだと思いたい。
ちょっとヨン様っぽく見えたんですわ、ぺよん潤じゃなくて。
2周り目の
「ここは・・・どこ・・・だ」
の時の表情と立ち姿が何となくそう思えたんですよね。
未来へタイムスリップして、現実を目の当たりにした時の絶望に打ちひしがれた芝居はちょっと来るものがありました。
勿忘草のもう一つの花ことばの意味を日和が言った後の
「・・・照れるな」
を少し恥ずかしげに言うところはおそらく女性でドツボに入った方は多いんじゃないですかね。


 ○山内麻美さん
衣装もそうなんですが、どことなしか儚げというか、切ない雰囲気をまとっているように見えました。
それが場の空気に絶妙なスパイスを加えていて、
『ああ、この状況が続くのはしんどいよなぁ』
と日和寄りの目線で物語に入っていけました。
歩夢へ質問を投げかける所もループが重なるにつれて徐々に重みを増していっているように聞こえました。
そこからの
「歩夢・・・絶対、絶対お別れするって約束して?」
で完全にやられました、ズルい(誉め言葉)わ~。
フラグを回収させておいて、最後に彼氏に折らせる(桜の木を切ってもらう)っていう豪快な結びへ持っていく展開でも、この二人なら自然に見えてしまうから不思議ですわ。
頼む側がちょっと違うからあれですが、これ↓を思い出してしまいました。(該当部分は37:32~39:09)


※これもこれで悲しいシーンなので、割と近いかな?と


□クイーンチーム
 ○山口旺人さん
 まずまとっている雰囲気がどことなしか神秘的なものをまとっているように見えました。
記憶が抜け落ちていて、かつ、現状を把握しきれていないという部分がそう見えただけ、かもしれないですが。
そこから徐々に忘れていた記憶を思い出していく過程で、徐々に表情が増えてきて、
なぜ日和が歩夢に同じ質問をずっと投げかけていたのか、を理解した時の
「・・・あぁ・・・そうだな。どうして、君を忘れない色に似ているのか、聞いてみたかった」
がすごく安堵に包まれているように思えました。
歩夢は歩夢で、特に印象強く残った、そんな気がします。
後はエースでも触れたんですが、前説のモノマネのインパクトに勝るものはありません(笑)
ステキな芝居を、ありがとうございました。

 ○うさみみさん
前に触れた二人とは対照的で、儚さではなく、健気さが印象に残っています。
台本は全くと言っていいほど同じなのに、やはり演じての感じ方次第で伝わるものって変化する者なんですね。
このペアの場合は桜を切ってもトゥルーではなく、ハッピーエンドになっていくんじゃないか、そんな風に思えました。
だからこそ、
「バーカ」

「かわいいお願いね」
っていう言葉がちゃかしではなくて、この方なりに日和を解釈した時にかわいさや健気さ、そして優しさを雰囲気から出していこう、って思った上でなのかな、って思います。
あえて台本で表情を隠しながらやっていたのも、それを極力悟らせないようにするため、なのか。
観ている時は
『もうちょっと表情が見えてほしいな』
って思っていたのですが、ちょっと経って冷静になると、こう考えた方が合点がいくのかな、と個人的には解釈しました。
ステキな芝居を、ありがとうございました。

 ふう、やっと書き上げられた―。
次はいつ、どの舞台を観に行こうかな。