こんにちは。



前回の続きです。

https://ameblo.jp/ponine/entry-12762447567.html


手術に際して大切なことを書き漏らしておりました。

わたしは部分切除の温存でした。

転院しての初診の時に先生に言われたんです。

わたしの場合、再発リスクは全摘の方が温存より少し低くなるけれど、ほんの少しの差しかないですよと。


しこりの場所が左胸の下側だったので、

「下から1/3くらい切除することになるけれど傷跡も目立たなくするし、普通に温泉に入れるよ。

やっぱり全部取ってしまうと後から見た時つつーっと涙がこぼれると思うよ」

ということでしたので、温存でお願いしました。

再建するつもりがなかったので、どうしても全摘じゃなくちゃという場合以外、元々温存を希望してたんです。

「温存でいいように!抗がん剤をしなくていいように!」と強く強く願っていたので迷いはありませんでした。






さて、手術から明けまして翌日、

「ああ、知らないうちにパジャマを着てパンツを履いている」と思いました。

もちろん昨日のうちから着ていたのでしょうけど、全身麻酔明けって朦朧としていてそんなことまで意識しなかったんですよね。

看護師さんが尿の量をチェックしていて、初めて自分の身体に管が付いていることに気が付きました。

この管は麻酔後に付けたようです。


付ける時は意識がなかったので良かったのですが、外してもらう時はちょっと神経に触るような刺激があり、イヤな感じがしました。

でも一瞬なのでたいしたことないですけど。



管と言えばリンパ液を排出するドレーンっていうんですか?そんなものも左脇腹に刺さっており、排出液を溜めるものをポシェットのように持ち歩くようになっていました。

それからなんの薬かは忘れましたが、点滴もしていたようです。



看護師さんが朝食を持ってきてくれました。

一日半くらい絶食してたので、このおかゆはすごくおいしいと聞いていたんです。



、、、、、が、

やはり別においしくありませんでしたねー

よく断食明けの人も言うじゃないですか。

明けてから食べたおかゆがとてもおいしかったと。

食べ物の味がよくわかって身体に染み渡る、みたいな。


でも、う〜〜ん、、、。

わたしもともとおかゆは好きな方なんだけど、なぜか病院で食べるおかゆっておいしいと思ったことがないんですよね。

まあ具合が悪いからなんでしょうけど。


身体を起こしたのが久しぶりなせいか(と言っても夜7時くらいから翌朝8時くらいって特別長くもありませんよね)、ちょっと胸が気持ち悪くなっちゃいました。


でも空腹ではあったのでなんとか全部食べて、昼食からは普通のごはんに変更してもらいました。

おかゆよりお水がおいしかったな。

水が自由に飲めるってすばらしいお願い




10時半くらいに両親と姉がお見舞いに来てくれました。

先生の回診もあったし歩行訓練もしたはずなんだけど、ごめんなさい、その辺のことはあまり覚えていません。

何度も看護師さんが訪れて、血圧を計ったり体温を計ったりしていたようです。

点滴は昼食後に外れたとのこと。



「とのこと」というのはね、記憶にはないけれど日記に書いてあったので。

その日記は父が入院中毎日簡単に様子を記していたもので

上差しこんなかわいい薄いノートに、入院初日(手術の前日)から退院までの様子が書かれていました。

何か書いてる風ではありましたが気にしてなかったんですけど、退院してからこのノートをくれたので、家族側から見たわたしの様子がわかって興味深かったです。



姉は手術の日も含めて4日間お見舞いに来てくれました。内2日は午前中に来て、わたしの夕食が終わってから帰って行きました。

最後の日、病院からそのまま千歳空港に向かって東京に帰る時、姉は

「がんばってね。絶対絶対がんばってね」とぼろぼろ涙をこぼしながら言ってくれました。


姉がいてくれて、わたしは楽しかったです。

自分たちが食べる用にと、もしわたしも食べたかったらということでギョーザ❗️を買ってきて、病室中にありえないほど濃いギョーザ臭が漂ってしまい、焦って窓を開けたり笑い泣き

(食べるものに関しては特に制限がありませんでした。買ってきてくれたものを食べてる時に看護師さんが入ってきても注意されたりはしなかったです。そういうのに厳しい病院もあると思いますけど、ゆるかった。ワタシ向き❣️)

ふだん離れて暮らしているので話題に事欠かなかったし。

朝から夜まで家族何人も毎日お見舞いに来る人なんて他にはいなくて、わたしは恵まれているなあと思いました。

帰る時は寂しかったけれど、忙しい仕事を休んでギリギリまでいてくれたのですから充分です。

気持ちよく送り出してくれた姉の家族にも感謝でした。



姉の帰った翌日の術後4日目から、毎日3時にロビーに集まってやっている体操に参加することになりました。

みんな手術した側の腕が痛くて上がらないのでリハビリ体操をするのです。

体操の後はどこまで腕が上がるかという計測を行うのですが、限界まで上げるので痛くて痛くてショック


この日から親には夜までじゃなくこの体操の時間までで帰っていいよと言いました。

わたしの家と病院は遠いので、毎日朝から晩まででは大変すぎますしね!

もちろん毎日来なくても大丈夫って言いましたけど、結果的にお見舞いのまったくない日は2日間だけでした。




次回は基本的な一日のタイムスケジュールを書きますね。あと1、2回で終わります右差し