これまでいろんな朗読劇を観てきたが、「体感する能」っつうコンセプトの
ものは、初めてだ。


なぜこれを観たかっつうと、

遊佐さまが出演するからっ♪


いつものように、出演者だけでチケットをとってしまったので、
上映内容は実際の舞台をみるまで知らなかった(^_^;)。

お話の舞台は、古代中国。

史上初の中国統一を成し遂げた「秦の始皇帝」。
優しい少年だった”えい政”(後の始皇帝)が、人を信じず、生に執着し、
恐怖政治を執るようになってしまったのは、なぜか。

そして、そんな暴君”えい政”を暗殺しようと画策する”荊か(けいか)”たちの
運命が描かれているわけで。

ちなみに、遊佐さまは、冷徹な暴君”えい政”を演じている♪
ドSボイスが得意な遊佐さまに、ぴったりぃ~ラブラブ!


この舞台オリジナルで登場しているのが、始皇帝の后の一人である”華陽夫人”で、
この美しい后を、甲斐田裕子さんが演じている。


甲斐田さんの舞台を観たのは、これで2度目なんだけど、
前回は、スレンダーな洋装を着こなしててさ~♪
スタイルがいいのよ~♪美人だしさ~♪声もいいしさ~♪

今回は、艶やかなお着物姿でのご登場!
似合うわぁ~ラブラブ!


で、さらにこお芝居では、演者さんたちの後ろで、笙や楽琵琶、お琴などを
装束を着たおじさんたちが奏でて、シーンを盛り上げている。

時々、演奏の音がでかすぎて、演者さんの声が聞きにくく感じる時も
あったけど、まあ、いいでしょう。


で、もうひとつ、他の朗読劇と違うところは、
演者さんたちは、ステージ上を歩きまわることはなく、ほぼ椅子にずーっと座って
台本を読んでいる。

舞台が終わったあとのトークショーでは、「お尻が痛い」ってみんな言ってた(^_^;)。


あ。

出演者は他に、平田広明さん、渡辺大輔さん、河合龍之介さんがいらっしゃる。

平田さんの気合いの入った大声は、素晴らしいね!!
座って微動だにしていなくても、会場中に響き渡る怒声!!
声優さんてすごいね♪


渡辺さんと河合さんは俳優さんなわけで、声優さんと俳優さんの演じ方の違いが
ステージを観てるとよくわかる。

身体を動かさずに、声の強弱と読みの技巧で感情を表現している声優さんたちに比べて、
俳優さんたちは、声の強弱だけでなく、無意識に身体を動かして表現しようと
してしまう傾向があるようだ。

日ごろは身体を動かしての表現を主にしているお仕事なわけだから
そうなっちゃうよね。

それを、椅子に座ったまま表現するっつうのは、やっぱり難しいと思うよ。


来月、このお芝居の3幕目のシーンを、実際の「能」で観るんだ。
「能」初体験の私でも、すでにあらすじを把握しているから、余裕をもって鑑賞することができる♪


また趣味が増えちゃうなぁ~ニコニコ